太陽は泣いている

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太陽は泣いている[1]
いしだあゆみシングル
B面 夢でいいから
(オリジナル盤、および復刻盤)
リリース
ジャンル 歌謡曲アイドル歌謡曲
時間
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 橋本淳(#1・作詞)
林春生(#2・作詞)
筒美京平(作曲)
チャート最高順位
いしだあゆみ シングル 年表
小雨の思い出
(1968年)
太陽は泣いている
(1968年)
ふたりだけの城
(1968年)
テンプレートを表示

太陽は泣いている」(たいようはないている)は、いしだあゆみの楽曲で、24枚目のシングル1968年6月10日日本コロムビアより発売された。 なお、本項では便宜上、同曲のリメイク・カヴァー版となる山内恵美子の楽曲「太陽は泣いているセンセーション'78」(たいようはないているセンセーションななじゅうはち)についても記述する。

解説

日本コロムビア移籍後の第1弾シングル。歌手デビューから約4年間はビクターレコード(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)に所属していたが、大きなヒット曲には恵まれず移籍となった。

ビクター時代はいずみたくがほとんどの楽曲を作曲していたが、コロムビアのディレクター泉明良は、新たに作曲に筒美京平を起用。作詞にはビクター時代からいしだの将来性に注目していた橋本淳を起用する[2]。また楽曲については日本音楽出版(現:日音TBSホールディングス(TBSHD)の音楽出版社)が著作権管理と制作コーディネーション、作品のプロモーションを担当することになり、いしだを歌手として成功させるためのスタッフチームが確立される[2]

本作はGSスタイルのリズムセクションをフィーチャーした和製ポップス調の作品で、ヒットチャートでは最高位18位まで上昇するスマッシュヒットとなり[3]、後にサザンオールスターズ桑田佳祐原由子などのアーティストにカバーされる。

B面(カップリング曲)の「夢でいいから」は、B面曲でありながら多くのアーティストにカバーされている[3]。そのため、1971年11月に再リリースされた際に「夢でいいから」がA面曲に昇格し、事実上の両A面仕様となり(レーベルはAB面が修正されたが、レコード品番はオリジナル盤と同一)、更にジャケットも変更された[4]

収録曲

※全作曲・編曲:筒美京平

オリジナル盤、および復刻盤
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「太陽は泣いている」橋本淳 
2.「夢でいいから」林春生 
合計時間:
1971年11月再リリース盤(『夢でいいから/太陽は泣いている』)
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「夢でいいから」  
2.「太陽は泣いている」  
合計時間:

収録アルバム

太陽は泣いている
夢でいいから

山内恵美子によるカヴァー

太陽は泣いている
センセーション'78
山内恵美子シングル
B面 涙は紅く
リリース
ジャンル ポップス
時間
レーベル ビクター音楽産業
作詞・作曲 橋本淳(作詞)
筒美京平(作曲)
山内恵美子 シングル 年表
笑わせるじゃないか
1977年
太陽は泣いているセンセーション'78
(1978年)
凍土シティー
1979年
テンプレートを表示

太陽は泣いているセンセーション'78」は、山内恵美子(現・山内絵美子)の楽曲で、6枚目(旧山内えみこ名義から通算して)のシングル1978年6月25日にビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)より発売された。

本来、このリメイク・カヴァー版は安西マリアに提供される予定だったが、諸事情により山内に提供されることとなった。また、B面収録曲の「涙は紅く」は1970年にリリースされた山本リンダの同楽曲[5]のカヴァー版となっている。

収録曲

※全作詞:橋本淳、全作曲:筒美京平

  • 1. 太陽は泣いているセンセーション'78 [3:40]
    • 編曲:筒美京平
  • 2. 涙は紅く [3:28]


その他のカヴァー

太陽は泣いている
夢でいいから

関連項目

脚注

  1. ^ 1971年11月再リリース盤は「夢でいいから/太陽は泣いている」
  2. ^ a b 榊ひろと『筒美京平ヒットストーリー 1967‐1998』白夜書房 1998年、30頁。ISBN 4-89-367563-X
  3. ^ a b CD-BOX「筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967〜1997 2013Edition」 ソニー・ミュージックダイレクト(2013年12月25日)ブックレット、49頁。
  4. ^ 「おもいでの長崎」の販促ポスター用に撮影した写真が使われた。
  5. ^ 実際は1968年にリリースされた鍵山珠理の「涙は春に」の異名同曲歌詞曲にあたる楽曲。