地形学
地形学(ちけいがく、英: geomorphology[1])は、地形を取り扱う自然地理学の一分野でもあり、地球科学の一分野でもある。地球の表面上を構成するあらゆる地形の記載・分類・成因・由来・歴史を研究するもので、研究・関心内容は多岐に渡る。19世紀末期に地質学、自然地理学の一分野としてはじめられ、20世紀後半には独立の学問領域として発展した[2]。
フィールドワーク的な手法を多くとることに特徴がある。地形の形成要因やその土地の「癖」を解明することにより、古地形の復元のほか、地震や台風などへの災害対策や、地形形成の際のメカニズムの解明など実用面においても役に立つことが期待できる分野でもある。また、現在直接見られる地形を探求する際には、第四紀における地形変遷への関心が不可欠である。
さらに、気候変動との関係を見る気候地形学、生物の営力に注目した生物地形学、地中水の働きに注目した水文地形学などに細分化することができる。
脚注
関連項目
外部リンク
- “日本地形学連合/Japanese Geomorphological Union” (2012年8月3日). 2012年9月13日閲覧。