中村幸司

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中村 幸司(なかむら こうじ、1962年〜)は、日本ジャーナリスト

日本放送協会報道記者解説委員

なかむらこうじ

中村幸司
生誕 (1962-12-02) 1962年12月2日(61歳)
日本の旗 日本 東京都
教育 東京工業大学工学部
職業 ジャーナリスト、解説委員
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略歴 

東京工業大学工学部建築学科卒業。一級建築士地盤品質判定士応急危険度判定士医療建築科学の分野を中心とした分野を専門としている。

1988年NHK入局後、京都放送局、報道局科学文化部で薬害エイズ臓器移植などの医療分野を中心に担当。その後、長野放送局、科学文化部などを経てラジオニュースの担当となる。

2011年には、自らラジオ番組企画「みんなで科学ラボラジオ」を提案し、山田敦子らと共に2年あまり放送、後にこの番組は放送休業。

2013年に解説委員として活動を始めてからは、医療科学建築交通などの分野を取材、報道を続けている。

2014年STAP細胞の論文発表者で研究員の小保方晴子について、報道番組時論公論で解説。小保方が早稲田大学で取得した博士号について、当時の博士論文が「他人の論文を用いて作成したものであり、これは不正行為に当たる」とした。この事案についてネット上で学術論文は著作権を有さないため、この放送は人権侵害である批判の声があがった。しかし、後に早稲田大学は小保方の論文に不正行為が認められた為小保方の学位の取り消しを発表した。

2018年、第10回パイルフォーラム技術交流会で講演。

2019年3月に著書、『知らないと恥を書く最新の科学の話』を角川新書より発刊。帯に池上彰が「読めば世界が広がる一冊です」と推奨している。

また同年12月には 村山斉常田佐久田村裕和櫻井博儀前野悦輝岡本拓司梶田隆章と共に、共著 書籍 『基礎科学で未来をつくる: 科学的意義と社会的意義』を丸善出版より発刊した。

その後2020年頃から世界問題となる新型コロナウイルスについて多く解説。

2020年茨城県教育委員会の水戸生涯学習センターによる令和2年度生涯学習ネットワークフォーラムで講演。

主な報道の歴

建築

2015年に発覚した、旭化成建材が杭打ち工事を行なった横浜のマンションの施工不良とデータの改ざんについての報道。2015年に起きた免震装置問題についての報道、及び解説。

2019年に発覚した、レオパレス21施工不備問題の報道。

新国立競技場の設計についての報道。

医療

2013年に発覚した、カネボウ化粧品の美白化粧水が皮膚の白斑様症状を引き起こした一連の騒動についての報道。

レーシック手術の問題性の報道。

IPS細胞の多様性についての報道。

臓器移植法と移植医療の課題ついての報道、及び解説。着床前スクリーニングについての解説。

2015年に流行したジカ熱についての報道、及び解説。ゲノム編集についての見解、解説。

2015年に中国及び世界で流行したMERSコロナウイルス2019年末に中国発祥の新型コロナウイルスが引き起こしたパンデミックのワクチン接種基準や感染症対策について報道、及び解説。

ノーベル医学生理学賞受賞の大隅良典氏オートファージについての報道及び解説。

科学

STAP細胞の可能性と課題、また小保方晴子らの発表した論文の報道。

2014年のノーベル物理学賞受賞の青色LEDについての報道。

交通

東京〜名古屋間のリニアモーターカー建設についての報道。

社会

2014年中東和平交渉の報道。

人材派遣会社の解説。

世界の治安維持問題における報道と解説。

出演番組

レギュラー番組

不定期出演

著書

  • 『知らないと恥をかく最新科学の話』角川新書
  • 『基礎科学で未来をつくる: 科学的意義と社会的意義』

脚注

出典

外部リンク