ワケギ
ワケギ(APG植物分類体系) | |||||||||||||||||||||
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ワケギ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Allium wakegi (Araki) | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ワケギ(分葱) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Wakegi Wakegi green onion spring onion salad onion |
ワケギ(分葱)とは、日本を代表する青ネギ(葉ネギ)の一種である。ネギ科(以前のクロンキスト体系分類法ではユリ科)ネギ属の球根性多年草。ギリシアが原産地である。日本では広島県尾道市が全国出荷量日本一である。海外では、若取りした葱、春葱と言う意味のスプリングオニオン(spring onion)または、サラダによく使用するためサラダオニオン(salad onion)と呼ばれている。青ネギ、葉ネギを意味するグリーンオニオン(green onion)、グリーンシャロット(green shallot)とも呼ばれる。
特徴
古くはネギの変種と思われていたが、染色体の特性を調べたところ分蘖(けつ)性のネギと分球性のタマネギ(エシャロット)の雑種として、独立した種として分類される事がわかった[1]。葉や茎はネギよりしなやかで、地下部は赤褐色に肥大して鱗茎をなしている。
方言としてのワケギ
熊本県では葱(ワケギ)を一文字(もしくは人文字)と呼ぶ。 大分県では千本(チモト)と呼んでいる。 南九州では千本(センモト)と呼ぶこともある。 沖縄方言ではビラ。
白ネギを主として消費する関東以北においてはほとんど流通していない。関東での生産が多い青ネギのワケネギ(分け葱)が、ワケギと称して販売されていることがある。
料理法
参考文献
- ^ 田代洋丞(1984)ワケギの起源に関する細胞遺伝学的研究、佐賀大学農学部彙報 56:1-63(Tashiro, Y. (1984) Cytogenetic Studies on the Origin of Allium wakegi Araki, Bull. Fac. Agr., Saga Univ. 56:1-63)。