ヤンソンの誘惑
ヤンソンの誘惑(ヤンソンのゆうわく、瑞: Janssons frestelse, 英: Jansson's temptation)は、スウェーデンの伝統的家庭料理。ヤンソン氏の誘惑(ヤンソンしのゆうわく)またはヤンソンさんの誘惑(ヤンソンさんのゆうわく)とも呼ばれている。
材料
※3~4人前
- じゃがいも2個~5個
- アンチョビ1缶
- 玉ねぎ2個~3個
- 生クリーム200cc~300cc
- 牛乳50cc
- ブラックペッパー 適量
- パセリ (本場でも使わない家庭も多いので色合い程度に)
- とろけるチーズ
- 粉チーズ(またはパン粉)
概要
グラタン料理の一種。味の決め手となるのは塩辛さのあるアンチョビであり、スウェーデンではポピュラーな料理である。日本ではパーティー用の料理か、IKEAをはじめ北欧料理店で食べられる。じゃが芋を使ったポテトグラタンではあるが、通常のホワイトグラタンにあるような面倒なベシャメルソースを作る必要もない。玉ねぎとアンチョビを必ず使うのが特徴である。名前の由来は19世紀に実在したと言われる菜食主義のエリク・ヤンソンという宗教家があまりにもおいしそうな見た目と匂いに勝てずついに口にしてしまったとされる事からこの名前が付いたと言われている。
調理方法
深めのグラタン皿、または深めの耐熱容器に多めにバターを塗り、具はアンチョビ(フィレ或いは液状タイプ)、じゃが芋、薄く切った玉ねぎ、牛乳、生クリーム(エバミルクでも可)、胡椒、最後にチーズを乗せてオーブンで焼く。塩分はなるべくアンチョビの塩分だけで補う。
関連項目