モーニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。240f:77:be3:1:7026:ae45:90c4:596a (会話) による 2016年2月21日 (日) 10:19個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

モーニン
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1958年10月30日
ジャンル ジャズファンキー・ジャズ
時間
レーベル ブルーノート
プロデュース アルフレッド・ライオン
専門評論家によるレビュー
テンプレートを表示

モーニン』(英語: Moanin )は、ジャズドラマーアート・ブレイキー1958年に発表したアルバム、およびその1曲目に収録されているボビー・ティモンズが作曲した楽曲。レコード番号は4003で、ブルーノートのアルバムの中でも人気の高い「4000番台シリーズ」の一つ。

解説

ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズはメンバー・チェンジが多かったが、本作で鍵となったのは、新加入したサックス奏者のベニー・ゴルソン。メンバーの人選を行ったり、大半の楽曲を作るという、音楽監督の役割を果たした。ゴルソンが作った「ドラム・サンダー組曲」は、タイトル通り、ブレイキーのドラムを前面に押し出した曲。

「モーニン」のみ、ピアニストのボビー・ティモンズ作曲。ゴスペルコール・アンド・レスポンスに影響を受けたイントロを持ち、ファンキー・ジャズというジャンルを代表する曲とされる。ティモンズは牧師の息子で、幼い頃からゴスペルに親しんでいたことから着想したという。この曲は、1961年1月に行われたブレイキーの初来日公演でも演奏され、日本のジャズ・ファンに鮮烈な印象を与えた。さらに1990年には三菱ランサーの15秒CMにも「モーニン」が起用されている。(演奏はデビッド・マシューズニューヨークの超一流ミュージシャンを集めて結成した「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ」)また、作曲者のティモンズも自分のアルバム『ジス・ヒア』で再演した。

収録曲

  1. モーニン - Moanin'(Bobby Timmons)
  2. アー・ユー・リアル - Are You Real(Benny Golson)
  3. アロング・ケイム・ベティ - Along Came Betty(B. Golson)
  4. ドラム・サンダー組曲 - The Drum Thunder Suite(B. Golson)
  5. ブルース・マーチ - Blues March(B. Golson)
  6. カム・レイン・オア・カム・シャイン - Come Rain Or Come Shine(Johnny Mercer, Harold Arlen)

演奏メンバー

カヴァーしたアーティスト