フリー・ウィリー
フリー・ウィリー | |
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Free Willy | |
監督 | サイモン・ウィンサー |
脚本 |
キース・ウォーカー コーリー・ブレックマン |
製作 |
ローレン・シュラー・ドナー ジェニー・ルー・トゥジェンド |
製作総指揮 |
アーノン・ミルチャン リチャード・ドナー |
出演者 | 後述 |
音楽 | ベイジル・ポールドゥリス |
主題歌 | マイケル・ジャクソン |
撮影 | ロビー・グリーンバーグ |
編集 | O・ニコラス・ブラウン |
配給 | ワーナー・ブラザーズ |
公開 |
アメリカ合衆国 1993年7月16日 日本 1994年3月26日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $20,000,000[1] |
興行収入 |
アメリカ合衆国 $77,698,625[2] 世界 $153,698,625[2] |
次作 |
フリー・ウィリー2 フリー・ウィリー3 |
フリー・ウィリー(原題:Free Willy)は、1993年制作のアメリカ映画。
母親に捨てられた少年と母親から引き離されたシャチ。互いに孤独な境遇の両者が交流を深め、成長していく姿を美しい自然描写の中に描いた感動作。続編『フリー・ウィリー2』、『フリー・ウィリー3』も制作された。巨匠リチャード・ドナー監督とその妻ローレン・シュラー・ドナーがプロデュースしている。主題歌はマイケル・ジャクソンの“ウィル・ユー・ビー・ゼア”(Will You Be There)。
あらすじ
ジェシー少年は母親に捨てられて孤児院に入れられたが、脱走してストリートチルドレンとなっていた。ある夏の夜、ジェシーはさびれた水族館に忍び込みシャチの水槽に落書きをしていると、水槽の中で泳ぐ1匹のシャチを見つける。それがウィリーだった。
警備員に取り押さえられ孤児院に連れ戻されたジェシーは子供のいない里親に引き取られるが、母親が迎えに来ると信じるジェシーは心を開かない。罰則として水族館でペンキ落としの作業を命じられたジェシーはウィリーと再会。ウィリーは誰にもなつかなかったが、ジェシーの吹くハーモニカにだけは優しい表情を見せた。ウィリーもまた母親から引き離されていたのだった。
同じ境遇同志のジェシーとウィリーは次第に信頼と友情を深め、ウィリーはジェシーの指導でダイビングやジャンプなどの様々な芸を身に付けていくが、水族館のオーナーは巨額の保険金を手に入れるためウィリーを処分しようと企んでいた。それを知ったジェシーはウィリーを海へ逃がそうと考える。
スタッフ
- 監督:サイモン・ウィンサー
- 製作:ローレン・シュラー・ドナー、ジェニー・ルー・トゥジェンド
- 脚本:キース・ウォーカー、コーリー・ブレックマン
- 製作総指揮:アーノン・ミルチャン、リチャード・ドナー
- 撮影:ロビー・グリーンバーグ
- 音楽:ベイジル・ポールドゥリス
- 主題歌:マイケル・ジャクソン“ウィル・ユー・ビー・ゼア”(Will You Be There)
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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ソフト版 | テレビ朝日版 | ||
ジェシー | ジェイソン・ジェームズ・リクター | 藤田大助 | 高乃麗 |
レイ | ロリ・ペティ | 田中敦子 | 日野由利加 |
グレン | マイケル・マドセン | たかお鷹 | 江原正士 |
アニー | ジェイン・アトキンソン | 藤生聖子 | 高島雅羅 |
ダイアル | マイケル・アイアンサイド | 筈見純 | 谷口節 |
ランドルフ | オーガスト・シェレンバーグ | 中庸助 | 小林修 |
ドワイト | ミケルティ・ウィリアムソン | 牛山茂 | |
ウェイド | リチャード・リール | ||
ペリー | マイケル・バコール | 阪口大助 | |
グウェニー | ダニエル・ハリス |
- ウィリー:ケイコ(Keiko)
ソフト版その他、飯塚昭三、仲野裕、石田彰、沢りつお、山下啓介、真殿光昭、落合弘治、中澤やよい、押谷芽衣
シャチのケイコ
本作でウィリーを演じたシャチのケイコは、メキシコの遊園地で劣悪な環境の中で飼育されていたのをプロデューサーに見つけられて撮影に使用された後、再びこの遊園地に戻されていたため病状が悪化していった。そこへ本作の大ヒットで世界中の子供たちから「ウィリーは解放されたのに、なぜケイコは解放されないのか」という声が上がり、基金が集められた結果、アース・アイランド研究所を主体に「フリー・ウィリー・ケイコ基金」が設立され、1996年、ニューポートに建設された専用プールに移されて自然に帰るための特訓と病気の治療を受けた後、1998年、故郷のアイスランドに帰された。ケイコは2003年12月12日、ノルウェーで27歳で死亡した[3]。
関連項目
脚注
- ^ “IMDb Box office / business”. IMDb 2011年11月14日閲覧。
- ^ a b “Box Office Mojo / Free Willy”. Box Office Mojo 2011年11月14日閲覧。
- ^ “ケイコを忘れない”. IKAN イルカ・クジラ・アクション・ネットワーク. (2003年12月13日) 2011年11月14日閲覧。