フランス西部自動車クラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年3月25日 (月) 14:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 7 件をウィキデータ上の (d:Q787499 に転記))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

フランス西部自動車クラブ(フランスせいぶじどうしゃクラブ、フランス語: Automobile Club de L'ouest ACO)は、フランスル・マン市に本部を置くクラブ組織。

フランス語表記を厳密に日本語訳すると単に「西部自動車クラブ」となり「フランス」は付かないが、日本国内では「フランス」付きの表記が一般的であり、日本法人でも「フランス西部自動車クラブ」を公式な日本語表記としている[1]

概要

1906年創設。一般には1923年にスタートしたル・マン24時間レースの主催者として有名だが、それ以外に同レースの開催サーキットであるサルト・サーキット及びブガッティ・サーキットの管理運営も行っており、近年はブガッティ・サーキットで行われるロードレース世界選手権(MotoGP)のフランスグランプリなども主催している。

1980年代後半より、いわゆるプロトタイプレーシングカーによる耐久レース運営の主導権を巡り国際自動車連盟(FIA)と断続的に対立を繰り返しており、その結果1990年代以降、下記のようにフランス国外でも多くの耐久レースシリーズを主催するようになった。ただ2011年現在はその対立も収束に向かっており、2012年からはFIAとACOが共同で「FIA世界耐久選手権」の運営を行う[2]

主な主催レース

日本法人

日本では、ル・マン24時間レースに長年参戦し「ミスタール・マン」の異名を取るレーシングドライバーの寺田陽次郎2003年にACO理事に迎え、事実上日本国内におけるACOの活動を代理させてきた。

2007年10月に正式に日本法人として「ACO JAPAN株式会社」を設立。2012年には「株式会社JLMS」に社名を変更した[3]。現在は同社を通じて、日本におけるレースの公認業務や各種マーチャンダイジング活動を行っている。

脚注

外部リンク