ピアノソナタ第12番 (モーツァルト)

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ピアノソナタ第12番ヘ長調K.332(ピアノソナタだい12ばんヘちょうちょうケッヘル332)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した3楽章からなるピアノソナタである。ピアノソナタ第11番と同年に作曲された作品とされる。

作曲

曲の構成

  • 第1楽章 アレグロ ヘ長調 3/4拍子
ソナタ形式。左手の進行に右手がはずむように進む。展開部の中盤から終わりにかけては、提示部の発展した、ニ短調であり、リズミカルな曲となっている。
複合二部形式。または発展を欠くソナタ形式。第一楽章の元気で速い曲とは対照的に、ゆっくりと美しく奏する。モーツァルト独特の美しさが現れた曲である。左手のアルベルティ・バスに乗って右手が上昇音階の動機を歌う。作者の好んだコロラトゥーラが随所に現れることから愛好者も多い。
  • 第3楽章 アレグロ・アッサイ ヘ長調 6/8拍子
ソナタ形式。非常に速く奏する。

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