ドラ猫大将
ドラ猫大将(ドラねこたいしょう、原題:Top Cat)は、ハンナ・バーベラ・プロダクション製作のアメリカのテレビアニメ。アメリカでは1961年9月27日から1962年4月18日までABCテレビで放送された。全32話。
日本では1963年に「ドラ猫大将」のタイトルで放送され、その後幾度も再放送されている他、1990年にトップキャットのタイトルで新規に数話分の日本語版が製作しVHSで販売された。1997年からはカートゥーン・ネットワークにおいて不定期的に再放送されている。
作品リスト
- Hawaii Here We Come(ハワイへ行こう、1961年9月27日)
- Maharajah of Pookajee(ルビーを探せ、1961年10月4日)
- All That Jazz(早合点は損、1961年10月11日)
- The $1,000,000 Derby(お馬騒動、1961年10月18日)
- The Violin Player(カーネギーホール出演話し、1961年10月25日)
- The Missing Heir(百万ドル損した話、1961年11月1日)
- Top Cat Falls In Love(恋患い、1961年11月18日)
- A Visit From Mother(親孝行、1961年11月15日)
- Naked Town(倉庫泥棒手伝い、1961年11月22日)
- Sergeant Top Cat(どら猫警部、1961年11月29日)
- Choo-Choo's Romance(恋の橋渡し、1961年12月6日)
- The Unscratchables(ダイヤ泥棒、1961年12月27日)
- Rafeefleas(とんだ拾い物、1962年1月3日)
- The Tycoon(1962年1月10日)
- The Long Hot Winter(猫に小切手、1962年1月17日)
- The Case of the Absent Anteater(とんだお客様、1962年1月24日)
- T.C. Minds the Baby(アリクイ騒動、1962年1月31日)
- Farewell, Mr. Dibble(新しく来たオマワリさん、1962年2月7日)
- The Grand Tour(海賊の宝物、1962年2月14日)
- The Golden Fleecing(ベニ公の仇うち、1962年2月21日)
- Space Monkey(宇宙へ飛び出そう、1962年2月28日)
- The Late T.C.(大将の仮病、1962年3月7日)
- Dibble's Birthday(ディブルさんの誕生日、1962年3月14日)
- Choo-Choo Goes(ぼくらは同級生、1962年3月21日)
- King for a Day(一日王様、1962年3月28日)
- The Con Men(大将の金もうけ、1962年4月4日)
- Dibble Breaks the Record(ディブルさんの休暇、1962年4月11日)
- Dibble Sings Again(テレビ騒動、1962年4月18日)
- Griswald(ディブルさんの用心棒、1962年4月25日)
- Dibble's Double(怪盗ルンペン、1962年5月2日)
登場キャラクター
- 大将
- 声 - 谷幹一/VHS版 - 鈴木やすし/英 - アーノルド・スタング
- この作品の主人公。黄色の猫。カンカン帽をかぶっている。みんなのまとめ役。悪賢いところもあるが心優しい面もある。一攫千金を狙って悪知恵を働かせるが、たいてい失敗して損をする、憎めない性格。原作での名前はTop Cat、愛称TC(ティーシー)であり、音が日本語版での名前の「大将(タイショウ)」に通ずる。
- ベニ公
- 声 - 三遊亭歌奴/VHS版 - 松尾銀三/英 - モーリス・ゴスフィールド
- 本名、ベニー・ポール。青色の猫。背が小さいずんぐりした体型。のんびりかつ真面目な性格。母親が出てきた話があり、ベンジャミンと呼ばれている。
- チュウチュウ
- 声 - 立川談志/VHS版 - 大竹宏/英 - マーヴィン・カプラン
- ピンク色の背が高く、細い猫。メス猫に恋をすることもしばしば。
- クロヘイ
- 声 - 和久井節緒/英 - リー・レ・リオン
- 黄土色の猫。これと言った特徴はない。
- サンタ
- 声 - 長門勇/英 - ケーリー・グラント
- 茶色の猫。メス猫にもてるが、いいところで大将に呼び出される。
- オタマ
- 声 -向井真理子/英 - マーヴィン・カプラン
- オレンジ色の猫。少し頭が足りない。
- ディブル・ダブルさん
- 声 - 長門勇・田の中勇/VHS版 - 増岡弘/英 - アレン・ジェンキンス
- 通称はディブルさん。大将達の住んでいる横丁担当のおまわりさん。大将にしばしば翻弄される、庶民的で気のいい人物。うるさく鳴るからと連絡用警察電話に勝手に出て対応してしまう大将に「(サボっているように思われるから)電話に出るな!」と怒っている。
日本での放送とリスト
日本では1963年10月6日から1964年4月19日までNET(現:テレビ朝日)系列で放送。藤沢薬品工業(現:アステラス製薬/第一三共ヘルスケア)の一社提供。全30回だが、この内第18話は、最終回に続けて行われた再放送(1964年5月31日まで)の間の1964年5月3日で、初めて放送された。
放送時間(JST)は、第1話から第15話までは日曜18:00 - 18:30、第16話以降は日曜18:30 - 19:00(海外アニメ『ベニーの冒険旅行』との枠交換で)。
- お馬騒動
- 百万ドル損した話
- ハワイに行こう
- 恋患い
- カーネギーホール出演話し
- ダイヤ泥棒
- 早合点は損
- 恋の橋渡し
- 親孝行
- とんだ拾い物
- どら猫警部
- 倉庫泥棒手伝い
- ルビーを探せ
- とんだお客様
- 猫に小切手
- 海賊の宝物
- 宇宙へ飛び出そう
- バスケットの赤ちゃん(再放送で初放送)
- ベニ公の仇きうち
- アリクイ騒動
- 新しく来たオマワリさん
- 大将の仮病
- ぼくらは同級生
- ディブルさんの休暇
- 大将の金もうけ
- ディブルさんの誕生日
- テレビ騒動
- ディブルさんの用心棒
- 怪盗ルンペン
- 一日王様
(参考:「ケンケンと愉快な仲間たち」高桑慎一郎著 188・189頁 1995年)
余談
本作が初放送された1963年10月6日は、同局の19:00で、後に長寿番組となる『アップダウンクイズ』(当時ネットの毎日放送制作)が開始した日でもある。
外部リンク
NET 日曜18時台前半枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ベニーの冒険旅行
【枠交換で30分繰り上げ】 |
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NET 日曜18時台後半枠 | ||
ドラ猫大将
(1964.1.19 - 5.31) 【再放送を含む】 |