データベース
データベース(英: database, DB)とは、検索や蓄積が容易にできるよう整理された情報の集まり。 通常はコンピュータによって実現されたものを指す。コンピュータを使用したデータベース・システムでは、データベース管理用のソフトウェアであるデータベース管理システムを使用する場合も多い。プログラムで扱うデータ構造やデータそのものを独自実装の場合に比べて少ない工数で操作できるようにしている。膨大なデータを扱う現代の情報システムでは最重要と言える[要出典]技術である。
例
例として、次のようなものが挙げられる。
- 住民基本台帳
- 銀行の口座情報
- 顧客情報ファイル(CIF)
- 認証サーバにおけるアカウント情報(IDとパスワード)
- 検索エンジン
- 電子カルテ
- 音楽データベース
- 化学データベース
- OPAC
- IPDL
- 棋譜データベース[1]
など
データモデル
データベースモデル |
---|
基本的なモデル |
階層 |
ネットワーク |
関係 |
オブジェクト関係 |
オブジェクト |
その他のモデル |
多次元 |
スタースキーマ |
XMLデータベース |
列指向 |
Associative |
Concept-oriented |
データモデルとは、データベースに格納するデータをどのように配置するかを論理的・物理的な側面から規定するものである。
例
データモデルの例は以下に示す通りである。
- 階層型データモデル(ハイアラキカル・データモデル)
- ネットワーク型データモデル
- リレーショナルデータモデル (関係モデル、関係データベース)
- オブジェクトデータモデル (オブジェクト指向、オブジェクトデータベース)
- カード型データモデル
1960年代から70年代にかけては階層型データモデルやネットワーク型データモデルが主流であったが、リレーショナルデータモデルがエドガー・F・コッドによって考案されてからは、それが最も広く普及している。
リレーショナルデータモデル
IBMのエドガー・F・コッドによって考案された[2]現在、最も広く用いられているデータモデルである。数学の集合論に基づき、複数の関係(リレーション)を基本的なデータ型とする。
格納されたデータを獲得するための問い合わせは関係代数ないし関係論理の演算によって行う。
著作権
日本の著作権法におけるデータベースは、次の通り定義される。
「論文、数値、図形その他の情報の集合物であつて、それらの情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したもの」 — (著作権法第二条の十の三)
その著作物としての権利は、次の通り定められている。
「データベースで情報の選択又は体系的な構成によって創作性を有するものは、著作物として保護されている」 — (著作権法第十二条の二)
脚注
- ^ “無料の棋譜サービス”. 将棋DB2. 2017年12月23日閲覧。
- ^ Derivability, Redundancy and Consistency of Relations Stored in Large Data Banks. IBM Research Report, San Jose, California RJ599: (1969)
関連項目
関連項目が多すぎます。 |
- データが保存される場所(データベースもこの1つ)
- データモデリング
- データベース設計
- データ管理システム
- データベース管理システム (DBMS)
- 関係データベース
- オブジェクトデータベース
- XMLデータベース
- 索引 (インデックス)
- トランザクション
- ACID特性
- ロック
- トランザクション分離レベル
- 分散トランザクション
- オンライントランザクション処理 (OLTP)
- Open Database Connectivity (ODBC)
- データマイニング
- OLAP
- ディレクトリサービス
- 超高速データベース
- dbm
- オブジェクト関係マッピング
- データベースに関する資格
- データベーススペシャリスト試験(国家資格、情報処理技術者試験)
- ソフトウェア開発技術者試験(国家資格、情報処理技術者試験)
- オラクルマスター(オラクル社認定のベンダー資格)