チベット医学
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チベット医学(‐いがく)は、チベットのラマ僧らによって伝えられる伝統医学である。土台となるのはインドのアーユルヴェーダ(日本では「仏教医学」と呼ばれるもの)である。1940年代にスタートした中華人民共和国の現代中医学と比べると、内容も古い時代のまま存在するように見える。中国では「蔵医学」とも呼ばれる。
尿の匂いや色、味までを用いて診断する方法があり、これは「尿診」とも呼ばれ、チベット医学の特徴の一つである。 また、治療法の主となるのは薬物療法であるが、中国と異なり、チベットでは高山植物が用いられ、自生する植物に乏しいため、鉱物もよく薬として用いられる。
日本漢方や中医学と比べると、日本ではなじみが薄いようだが、現在もチベット大学やダラムサラの研究所で盛んな研究がなされている。
また、チベット占星術とも関連が深い。
関連項目
参考文献
- 1995年(平成7年)12月21日 - 「初歩のチベット医学」(単行本)カンガァール・ドゥルカア(著)、竹内裕司(訳著)、205頁、B6判、東方出版、ISBN 4885914620・ISBN 9784885914621
- 1996年(平成8年)6月15日 - 「チベット医学の世界」(単行本)山本哲士(著)、214頁、A5判、東方出版、ISBN 4885914868・ISBN 9784885914867