ダークシール

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ダークシール
ジャンル アクションRPG
対応機種 アーケード (AC)
開発元 データイースト
発売元 データイースト
プログラマー すさなおみ
音楽 吉田博昭
木内達也
森憲治
美術 野田伸二
松田淳
いしびきよしゆき
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
稼働時期 日本 1990071990年7月
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU MC68000 (@ 12 MHz)
サウンド HuC6280 (@ 8.055 MHz)
YM2203 (@ 4.0275 MHz)
YM2151 (@ 3.58 MHz)
OKI6295 (@ 15.255 KHz)×2
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×240ピクセル
58.00Hz
テンプレートを表示

ダークシール』 (DARK SEAL) は、1990年データイーストから稼働されたアーケードアクションRPG北米では『Gate of Doom』のタイトルで稼働された。

中世ヨーロッパ風ファンタジー世界を舞台にしたクォータービュー形式のアクションゲームであり、4人の勇者から1人(2Pプレイでは2人)を選んで闇の軍勢と戦う。全5面。

2010年にはブラジルにてZeebo用ソフトとして配信され、2018年には北米および欧州にてNintendo Switch用ソフトとしてのほか、北米のみでPlayStation 4用ソフトとして配信された。

ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)では、ベストアクション賞10位、ベストグラフィック賞10位、ベストVGM賞8位を獲得した。

後に続編『ダークシール2』(1992年)が同社より稼働された。

データイーストの倒産後には、ジー・モードが版権を取得している。

ゲーム内容

システム

8方向レバーで主人公を操作し、1ボタンで攻撃、2ボタンで魔法を使用できる。

魔法は魔法の本をタイミングよく押すことで使えるが、一度使うと魔法ゲージが空になる。魔法ゲージは敵を倒すことやアイテムを取ることで補充でき、満タンにならないと次の魔法は使えない。また、シーンによっては強制的に魔法使用不可になる。

キャラクター

カール・F・グレイストン(騎士
モーニングスターを装備した騎士。
攻撃中にもう一度攻撃ボタンを押すとモーニングスターを振り回すので攻撃範囲は広く、攻撃力も4人の中でも群を抜いて高い。が、全身鎧をまとっている関係上、4人の中で最も移動速度が低いので、ブーツ(移動速度を上げるアイテム)が必須となる[独自研究?]
ライガー・ホーク(吟遊詩人
を装備した吟遊詩人。アイテムを取ると顔ウィンドウでウインクする。
攻撃範囲は狭いものの、攻撃力は中程度で連射が利く。またわりと素早い上に、に対する耐性がある。ガントレット(攻撃力を上げるアイテム)を取ると、その効果に加えて魔力で作った穂先を飛ばす。
フレイア・エディルネ(魔術師
を得意とする女魔法使い。スリットが大きく入ったローブを着用している。
攻撃力は高めで魔法の威力が最も高く、移動速度もそこそこなので特に弱点はない。敢えて弱点を挙げるならば、一定時間ごとに変わるスペルブックの使用タイミングだろう[独自研究?]
キリカゼ(忍者
3方向の手裏剣攻撃と4人の中で最も移動速度が高いことが売りだが、4人中最も攻撃力が低いのが最大の弱点。このため、ガントレットが必須となる[独自研究?]
このキャラクターのみ『2』に登場しない。

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 Dark Seal ブラジルの旗2010年5月4日 Zeebo Onan Games ジー・モード ダウンロード -
2 Gate of Doom アメリカ合衆国 201802152018年2月15日
ヨーロッパ 201803222018年3月22日
Nintendo Switch FTEGames FTEGames ダウンロード -
3 Gate of Doom アメリカ合衆国 201808282018年8月28日
PlayStation 4 FTEGames FTEGames ダウンロード -

音楽

サウンドトラック『ダークシール』(1990年、PCCB-00048)
アレンジバージョンを含んでいる。

スタッフ

  • ゲーム・マスター:漆原義之
  • メイン・プログラマー:すさなおみ
  • メイン・グラフィック・デザイナー:野田伸二、松田淳、いしびきよしゆき
  • プログラマー:MENTAIKO、TAC.H、K.MIYAZAWA
  • グラフィック・デザイナー:野老雅典、栗原映子、大江真徳、ながいそのみ、皆川一巳、橋本和典、井下正之、藤原仁美、北原智江
  • 音楽:MARO(吉田博昭)、木内達也、森憲治
  • 効果音:原あづさ
  • ハードウェア:みついしんご
  • スペシャル・サンクス:倉田和幸、秋林浩司、ほんだよしあき、Joe Kaminkow、Jeff Brown、野村泰彦、鈴木進一、石川雅生、岩部浩之
  • プロジェクト・リーダー:MENTAIKO

評価

評価
受賞
媒体受賞
第4回ゲーメスト大賞ベストアクション賞 10位[1]
ベストグラフィック賞 10位[1]
ベストVGM賞 8位[1]
アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』誌上で行われていた「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)において、読者投票によりベストアクション賞で10位、ベストグラフィック賞で10位、ベストVGM賞で8位、ベストキャラクター賞ではフレイア・エディルネが20位を獲得した[1]

脚注

  1. ^ a b c d 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、18 - 19頁、ISBN 9784881994290 

外部リンク