ショーン・マコーマック
ショーン・イアン・マコーマック(Sean Ian McCormack、1964年 - )は、アメリカ合衆国の外交官。
生涯
1986年、マコーマックはコルビー大学を卒業し、経済学の学士号を取得した。マコーマックは1990年にメリーランド大学カレッジパーク校で国際関係論の修士号を取得した。その後マコーマックは、軍縮や核不拡散に関する問題を扱うメリディアン社に、アナリストとして入社した。
1995年、マコーマックは国務省外交部に入省した。マコーマックは1996年から1998年までトルコのアンカラにある合衆国大使館で勤務し、ペルシャ語を話せる職員として領事課に配属された。
マコーマックは1998年から1999年までアルジェリアのアルジェにある合衆国大使館に勤務し、経済報告および領事刊行物に関する職務を任された。マコーマックは1999年に国務省オペレーションセンターに務め、その後、事務管理職となった。マコーマックは2001年に国家安全保障会議のスタッフに選任され、ホワイトハウスに派遣された。マコーマックは大統領特別補佐官、国家安全保障会議報道官、ホワイトハウス副報道官を務めた。
2005年2月、マコーマックは国務省に復帰し、広報担当国務次官補および国務省報道官に就任した。2009年1月20日まで務めた。
2005年7月14日に中国人民解放軍少将の朱成虎が、アメリカが台湾有事に介入した場合、中国は核戦争も辞さないと発言し[1]、「世界の人口は無制限に迅速に増加している。今世紀中に爆発的増加の極限に到達するはずだ。しかし地球上の資源は有限なのだから、核戦争こそ人口問題を解決するもっとも有効で速い方法である」と核戦争を賛美する発言を行ったことを[2]、マコーマックは「極めて無責任で、中国政府の立場を代表しないことを希望する。非常に遺憾」と非難した[3]。
脚注
- ^ “米議会、核攻撃発言の撤回と朱成虎少將の免職を求める”. 大紀元. (2005年7月22日). オリジナルの2021年1月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【中华论坛】中国人民解放军少将朱成虎对美国人的回应”. 中華網. (2014年6月1日). オリジナルの2015年1月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “中国軍部高官の核攻撃発言で、国際社会に波紋”. 大紀元. (2005年7月18日). オリジナルの2005年12月27日時点におけるアーカイブ。
外部リンク
- United States Department of State - Biography of Sean McCormack - アメリカ合衆国国務省のウェブサイト内の、マコーマックの紹介ページ。
公職 | ||
---|---|---|
先代 リチャード・バウチャー |
アメリカ合衆国広報担当国務次官補 2005年6月2日 - 2009年1月20日 |
次代 フィリップ・クロウリー |