コーラ級コルベット

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|colspan="2" style="text-align:center;line-height:1.5em;"|ファイル:INS Kora.jpg
INS Kora|- style="vertical-align:top"
艦級概観
名称:コーラ級コルベット
建造:(GRSE)
運用: インド海軍
前級 :ククリ級コルベット
次級:カモルタ級コルベット
費用:24億ルピー
就役期間:1998年~
計画数:4
完工数:4
現役数:4
仕様諸元
種別 コルベット
排水量 満載1,350 t
長さ: 91.1 m
幅: 10.5 m
喫水: 4.5 m
推進: SEMT-ピィールスティック18PA6V280ディーゼル2基、可変ピッチプロペラ・スクリュー2軸
速力: 25 ノット
航続距離: 16ノットで4,000浬
乗員: 106~134名
兵装: Kh-35(SS-N-25)対艦ミサイル16発(KT-184 4連装発射機4基)
76mm単装砲1基(AK-176(P61)、オート・メラーラ コンパクト砲(P62-P64)
AK-63030mmCIWS 2基
Igla-1E 携帯式SAM
搭載機 ヘリコプター甲板のみ
センサー
FCS
MR 352 Pozitiv-E 対空レーダー 1基
MR-123 火器管制用レーダー 1基
Garpun-Bal 対空/対水上レーダー 1基
BEL 1245 航海レーダー 1基
電子戦装備: BEL Ajanta P Mk.II ESM用 1基
デコイ
PK-16 16連装チャフ発射機2基
NPOL魚雷用曳航式デコイ1基

コーラ級コルベット (Kora Class corvette) は、インド海軍コルベットである。老朽化したアルナラ級フリゲート(ペチャ級フリゲート)を代替する為に建造された。

ペチャ級フリゲートの後継ではあるが、対潜兵装は装備しておらずソナーも無い。

同時期に整備されたヴィール級コルベットと同様の兵装パッケージが搭載されたとも言える。

ククリ級コルベットの改良型にあたり同級に続いて建造されたこともあり、本級を改ククリ級もしくは本級も含めてククリ級と見なす場合もある。

当初計画では、主機をガスタービン推進とし、対空兵装としてオサーMSAMの搭載も検討された。 最初の2隻は1990年4月に残る2隻は1994年8月に発注された。また一時、4隻の追加建造も検討されていた。

概要

ククリ級と比べ対艦兵装が改良・強化されている。 対艦ミサイルは、ククリ級のP-20「テルミート2」連装発射機2基に替えて3M24「ウラン」4連装発射機4基が艦前部に搭載された。

76mm単装砲は、1番艦のコーラのみククリ級同様、ロシア製AK-176を搭載し、2番艦以降はイタリア、オート・メラーラ製コンパクト砲へ変更している。

国産の対空ミサイル、トリシュルの搭載も検討されたが、同ミサイルのキャンセルに伴い中止された。

同型艦

艦名 英名称/艦番号 建造所 起工 進水 就役 状態
コーラ INS Kora (P61) ガーデンリーチ造船所 1990年1月10日 1992年9月23日 1998年8月10日 現役
キルヒ INS Kirch (P62) ガーデンリーチ造船所 1992年1月31日 1995年8月5日 2001年1月22日 現役
クリッシュ INS Kulish (P63) ガーデンリーチ造船所 1995年8月4日 1997年8月19日 2001年8月20日 現役
カムルク INS Karmuk (P64) ガーデンリーチ造船所 1997年8月27日 2001年4月 2004年2月4日 現役

関連項目