キクイタダキ

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キクイタダキ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: キクイタダキ科 Regulidae
: キクイタダキ属 Regulus
: キクイタダキ R. regulus
学名
Regulus regulus Linnaeus, 1758
和名
キクイタダキ

キクイタダキ(菊戴、学名Regulus regulus)はスズメ目キクイタダキ科の鳥の一種。和名は、頭頂部に黄色い冠羽があるため、『を戴く』という意味から命名された。

体長10センチぐらい、体重3~5gの小型の鳥で、日本国内では最小の鳥である(世界最小はハチドリの一種)。小さい為、カマキリなどに捕食されることもある。

鳴き声は「ツツツツティーツィツィ」。

国字では「鶎」(宗に鳥)と書く。

Sibley分類体系上の位置

シブリー・アールキスト鳥類分類
ウグイス上科 Sylvioidea

人間との関係

ヨーロッパの伝説民間伝承において、本種はしばしば鳥の王とされる。学名の属名および種小名の Regulusラテン語で「小さな王」という意味である。その理由は頭頂部の黄色い冠羽があたかも王冠を冠っているようだから、とされたりもするが、キリスト教布教以前の民間信仰により、古くから「鳥の王」とされてきたのはミソサザイであり、キリスト教布教によりいつしかその辺が曖昧になって混同されたのが実際の理由のようである。

ルクセンブルクでは、国鳥とされている。

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