エンサイン・N179

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。るっか (会話 | 投稿記録) による 2015年2月5日 (木) 09:32個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (新しいページ: '{{レーシングカー |マシン名 = エンサイン・N179 |画像 = |画像説明 = |カテゴリー = F1 |コンス...')であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
エンサイン・N179
カテゴリー F1
コンストラクター エンサイン
デザイナー シャハブ・アーメド
先代 エンサイン・N177
後継 エンサイン・N180
主要諸元
エンジン フォード・コスワースDFV
燃料 バルボリン
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム チーム・エンサイン
ドライバー アイルランドの旗 デレック・デイリー
フランスの旗 パトリック・ガイヤール
オーストリアの旗 マルク・スレール
出走時期 1979
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 0
初戦 1979年南アフリカGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
110000
テンプレートを表示

エンサイン・N179(Ensign N179)は、エンサイン1979年のF1世界選手権用に開発したフォーミュラ1カー

解説

エンサイン初のグラウンド・エフェクト・カーとして開発。外見上の特徴として、車体の前面にラジエターとオイルクーラーが配置されている[1][2]。このレイアウトは前年登場したウルフ・WR5と似ているが、WR5はオイルクーラーのみを配置しており、N179とは異なる[1]。上部にオイルクーラー、下部にラジエターという構成となっていて[2]、冷却を行なった空気はオイルクーラーではサイドに設けられたスリットから、ラジエターは車体下部へ流れる構造となっている[1][3]

南アフリカGPでデビューしたが、オーバーヒートに見舞われる[1]など冷却系統に問題が生じ、次戦アメリカ西GPでラジエターとオイルクーラーがサイドポンツーン内に移され[1]、一般的なグラウンド・エフェクト・カーに準じた外見となった。出走した11戦中、予選落ちは7回を数え、完走はイギリスGPでパトリック・ガイヤールが13位になったのみという結果に終わった。

成績

(key)

タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント 順位
1979 G ARG
アルゼンチンの旗
BRA
ブラジルの旗
RSA
南アフリカの旗
USW
アメリカ合衆国の旗
ESP
スペインの旗
BEL
ベルギーの旗
MON
モナコの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
NED
オランダの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
0 NC
22 アイルランドの旗 デイリー DNQ Ret DNQ
22 フランスの旗 ガイヤール DNQ 13 DNQ Ret DNQ
22 オーストリアの旗 スレール DNQ DNQ Ret
  • DNQは予選不通過。

脚注

  1. ^ a b c d e 『AUTO SPORT YEAR '79/'80』 三栄書房、1980、51頁。
  2. ^ a b GRAND PRIX SPECIAL』 2011年8月号、ソニー・マガジンズ、109頁。
  3. ^ 『オートスポーツ』 1979.5/1号、51頁。

外部リンク