エリゼ宮殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。スタフィー (会話 | 投稿記録) による 2016年1月23日 (土) 04:46個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

エリゼ宮殿
Palais de l'Élysée
情報
用途 フランス大統領官邸
着工 1718年
竣工 1722年
開館開所 大統領官邸としては1873年から
所在地 フランス、パリ8区フォーブール・サントノレ通り55番地
テンプレートを表示

エリゼ宮殿(エリゼきゅうでん、Palais de l'Élysée)は、パリ市内にある宮殿で、現在のフランス共和国大統領官邸である。名前はギリシア神話エーリュシオンに因む。

1718年フランスの貴族エヴェール伯爵のために建てられた宮殿で、その後、ルイ15世の公妾として知られるポンパドゥール夫人や、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌ、ナポレオンの元帥の一人だったジョアシャン・ミュラ復古王制の国王シャルル10世の次男ベリー公シャルル・フェルディナンらが住まいにしていたこともある。また、1815年ワーテルローの戦いに敗れたナポレオンはエリゼ宮殿で2度目の退位書に署名した。

大統領官邸として使用されたのは、1873年からで、エリゼ宮殿を官邸とした大統領は、フランソワ・オランドで22人目である。

フランス国家憲兵隊所属フランス共和国親衛隊の衛兵によって厳重な警備体制が敷かれている。宮殿内部は特定の参観日以外見学できない。宮殿脇のエリゼ通りから庭園鉄格子越しに見ることができる。エリゼ宮の西隣にはフランスの迎賓館として用いられる公館オテル・ド・マリニー英語版がある。

写真

関連文献

外部リンク

座標: 北緯48度52分13秒 東経2度18分59秒 / 北緯48.87028度 東経2.31639度 / 48.87028; 2.31639