エクストリームE

エクストリームE

カテゴリ	電動オフロードレース
国・地域	国際
開始年	2021
ドライバー	18
チーム	9
コンストラクター	スパーク・レーシング・テクノロジー
タイヤ サプライヤー	コンチネンタル
公式サイト	extreme-e.com
現在のシーズン

エクストリームE（Extreme E）は国際自動車連盟（FIA）公認の電気自動車による国際オフロードレースシリーズ。主にアマゾンの熱帯雨林や北極圏などで開催される。使用車種は電動SUVであり、2021年4月に開始された。

概要

2019年、アレハンドロ・アガグと元レーシングドライバーのジル・ド・フェランが共同で設立した。砂漠・熱帯雨林・氷河・北極圏などを舞台にレースが行われる。

バギー（SUV）タイプのマシンを使ったオフロードレースであるが、現役F1王者のルイス・ハミルトンが「X44」、元F1王者でハミルトンの同僚であったニコ・ロズベルグが「ロズベルグ・エクストリーム・レーシング」、やはり元F1王者でハミルトンの元同僚ジェンソン・バトンが「JBEX」といった同シリーズ専用チームを作って送り込むなど、サーキットレーサーたちからも注目を集める競技である。

もちろんオフロード界からも、世界ラリー選手権9度の王者[>セバスチャン・ローブ]]、ダカール・ラリーやWRC/WRC2を制したカルロス・サインツやナッサー・アルアティヤ、世界ラリークロス選手権チャンピオンのヨハン・クリストファーソンやハンセン兄弟、ジムカーナ動画で高い人気を誇るケン・ブロック、女性初のダカール王者ユタ・クラインシュミットなど超大物が揃い踏みしている。

YouTubeで無料でレースのライブ配信が行われているほか、JSPORTSでもハイライト番組が放送されている。

パドックには引退したセントヘレナ号が利用されている。

レギュレーション

第1世代の車両は、2019年にグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで公表された『オデッセイ21』がベースとして使われる。シャシーはフォーミュラE用車両も手掛けるスパーク・レーシング・テクノロジーが製作し、バッテリーはウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング製。ニオブ強化鋼合金による鋼管フレームの四輪駆動車で、車重は1,780kg。ミッドシップにマウントされたモーターの最高出力は約550hpで、0-100mph（約160km/h）は4.5秒。外観についてはカスタマイズが可能で、自動車メーカー系チームなどは自社のSUVにデザインを似せることが認められている。37インチにも及ぶ大きさのタイヤは、シリーズの創設パートナーでもあるコンチネンタルのワンメイク供給となる。

男女平等の観点から、各チームが起用するドライバーは男女ペアの形が義務付けられており、レース中にドライバー交代を行い片方が運転、もう片方はナビゲーター（コ・ドライバー）を務める。

また、レース環境との関係で参戦する各チームが個別にリザーブドライバーを用意するのが難しいことを背景に、レースコース設計のアドバイザー兼リザーブドライバーを務める「ジョーカードライバー」を主催者側が用意する。初年度はジョーカードライバーに当初ティモ・シャイダー/ユタ・クラインシュミットの2名が起用されたが、クラインシュミットの現役復帰に伴いタマラ・モリナーロが後を継いだ。

関連項目

• フォーミュラE

外部リンク

• 公式ウェブサイト