イルミネーションジャンプステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Fandep (会話 | 投稿記録) による 2016年3月4日 (金) 02:52個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎歴代優勝馬)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

イルミネーションジャンプステークスとは日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場障害芝3570メートル[1]で施行する競馬競走である。競走名はイルミネーションから取られたもので[2]、例年12月に同競馬場で夜間に行われるクリスマスイルミネーションのイベントにちなんでいる。

概要

1999年に障害競走改革の一環でオープン特別競走として創設。重賞ではないオープン特別ではあるが、同じ中山競馬場で施行される中山大障害の重要な前哨戦に位置付けられている。2001年から2010年までの10年間にのべ63頭が本競走を経て中山大障害に出走した[3]

初年度は中山大障害まで中1週しかなく、優勝馬のサンライトストームは中山大障害に出走しなかった。2000年からは中山大障害が有馬記念の前日に移動したことにより中2週の間隔となっている。2014年は中山大障害自体が、これまでより1週早めた開催となったため、中1週しかない状態であった。

歴史

競走距離は1999年のみ3200メートルで施行されたが2000年からは3350メートルに、そして2008年からは3570メートルに延長され、また同時に出走可能頭数が14頭から16頭に変更された。

2014年は3210メートルに短縮され[4]、また同時に出走可能頭数が16頭から14頭に変更される。

歴代優勝馬

馬齢は2001年以降の表記に統一する。

施行日 優勝馬 性齢 タイム 騎手 管理調教師
1999年12月04日 サンライトストーム 騸6 3:35.5 田口大二郎 土田稔
2000年12月02日 ヤスノテイオー 牡5 3:46.5 植野貴也 土門一美
2001年12月01日 ヒカルボシ 騸5 3:43.9 田中剛 森安弘昭
2002年11月30日 ギルデッドエージ 牡5 3:45.4 R.ロケット 松元茂樹
2003年12月06日 メジロライデン 騸7 3:47.5 嘉堂信雄 大久保正陽
2004年12月04日 メジロオーモンド 牡6 3:40.8 林満明 音無秀孝
2005年12月03日 メジロオーモンド 牡7 3:42.7 林満明 音無秀孝
2006年12月02日 クールジョイ 牡8 3:46.6 金折知則 松元茂樹
2007年12月01日 メジロベイシンガー 牝6 3:45.9 山本康志 大久保洋吉
2008年12月06日 マルカラスカル 牡6 4:00.6 西谷誠 増本豊
2009年12月05日 ムーンレスナイト 騸5 3:59.6 五十嵐雄祐 藤沢和雄
2010年12月04日 ランヘランバ 牡7 3:58.9 五十嵐雄祐 藤沢則雄
2011年12月03日 ディアマジェスティ 牡5 4:10.0 高田潤 昆貢
2012年12月01日 マジェスティバイオ 牡5 4:02.7 山本康志 田中剛
2013年11月30日 メイショウブシドウ 牡4 4:06.0 高田潤 角居勝彦
2014年12月06日[5] レッドキングダム 牡5 3:35.7 西谷誠 松永幹夫
2015年12月05日[6] サナシオン 牡6 3:58.2 西谷誠 松永幹夫

本競走からの中山大障害優勝馬

1999年から中山大障害の前哨戦として施行されており、4頭が同年の中山大障害を制覇している。

施行日 馬名 性齢 着順
2002年11月30日 ギルデッドエージ 牡5 1着
2004年12月4日 メルシータカオー 騸5 9着
2011年12月3日 マジェスティバイオ 牡4 2着
2014年12月6日 レッドキングダム 牡5 1着

脚注

  1. ^ 平成27年5回中山競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2015年8月2日閲覧
  2. ^ 特別レース名解説 5回 中山競馬”. 日本中央競馬会 (2011年). 2012年9月4日閲覧。
  3. ^ 伊吹雅也 (2011年). “今週の注目レース - 中山大障害 データ分析”. 日本中央競馬会. 2012年9月4日閲覧。
  4. ^ 平成26年第4回中山競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2014年8月3日閲覧
  5. ^ 2014年レース結果 - スポーツナビ、2014年12月7日閲覧
  6. ^ 2015年レース結果 - スポーツナビ、2016年3月4日閲覧

関連項目