アルベール2世 (モナコ公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。美節子 (会話 | 投稿記録) による 2015年3月14日 (土) 13:56個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

アルベール2世
Albert II
モナコ大公
在位 2005年4月6日 -
戴冠式 2005年7月12日

全名 アルベール・アレクサンドル・ルイ・ピエール・グリマルディ
出生 (1958-03-14) 1958年3月14日(66歳)
モナコの旗 モナコ
大公世子 ジャック・オノレ・レーニエ
配偶者 シャルレーヌ
子女 ガブリエラ・テレーズ・マリー
ジャック・オノレ・レーニエ
(以下非嫡出子
ジャズミン・グレース・グリマルディ
アレクサンドル・コスト
家名 グリマルディ家
父親 レーニエ3世
母親 グレース・ケリー
テンプレートを表示

アルベール2世Albert II de Monaco Albert Alexandre Louis Pierre Grimaldi1958年3月14日 - )は、モナコ公国大公(在位2005年7月12日 - )。父はレーニエ3世、母はハリウッド女優であったグレース・ケリーである。2005年3月31日摂政に就任し、2005年4月6日にレーニエ3世が薨去したため、同年7月12日即位式が行われた。

人物

1977年アマースト大学に入学し、政治学経済学音楽英文学を専攻。1981年卒業。学生時代からスポーツにも熱心で、自らもスポーツマンで冬季オリンピック大会に5回ボブスレー選手として出場している(自身は現在IOC委員)。柔道では初段。また、近年までモンテカルロで開催されていた国際音楽賞ワールド・ミュージック・アワード1989年に当時大公世子であったアルベール2世の後援の下開設された賞である。

他にも2006年4月16日イギリス人ロシア人7名とともに、犬ぞりにより150キロメートルの距離を走破して北極点に到達した。その後2009年にも地球温暖化の調査のために南極大陸を訪れ、1月14日南極点へ到達した[1]。どちらも国家元首としては世界初である。

大西洋、地中海におけるマグロの乱獲に反対している。

家族

兄弟姉妹には姉のカロリーヌと妹のステファニーがいる。また独身時代に認知した非嫡出子が2人いる。

2011年7月1日南アフリカの元水泳選手シャルレーヌ(シャーリーン)・ウィットストックと結婚 [2]2014年12月10日、夫妻の最初の子となる男女の双子が誕生した。先に誕生したのはガブリエラ大公女であるが、モナコ公国の継承法では男子が優先されるため、ジャック大公子は大公位継承権第1位となる[3]

称号と敬称

  • (1958年 - 2005年)至尊なるモナコ大公世子兼レ・ボー侯爵殿下 (Son Altesse sérénissime le prince héréditaire de Monaco, marquis des Baux)
  • (2005年 - )至尊なるモナコ大公殿下 (Son Altesse sérénissime le prince souverain de Monaco)

脚注

外部リンク

先代
レーニエ3世
モナコ大公
2005年 -
次代
在位中