まいどはや (バス)
まいどはやは、富山県富山市で運行されているコミュニティバス。富山市と富山商工会議所、地元商業者等が出資する第三セクター企業(TMO)「まちづくりとやま」が富山地鉄バスへ運行を委託している。
「まいどはや」は富山弁で「こんにちは」や「ごめんください」を意味する。
概要
2000年(平成12年)夏、富山商工会議所が創立120周年記念事業の一環としてコミュニテイバスを3ヶ月間試験運行、利用者アンケートを添えて富山市にコミュニティバスの実現を打診し、その結果、「まちづくりとやま」が富山地方鉄道に運行を委託する形で、2001年(平成13年)3月に中央ルート、2002年(平成14年)4月に清水町ルートの運行が開始された[1]。
運賃は小学生以上1乗車100円。9時台 - 19時台の運行で、中央ルート、清水町ルートとも、1時間につき2 - 3本運行している。
富山地方鉄道が導入したIC乗車カード「Ecomyca(えこまいか)」も利用可能である。
路線
両ルートともに循環運行で、下記に示すように片周り運行である。
- 中央ルート
- 清水町ルート
鉄道との接続
( )内は、まいどはやの停留所の名称
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線・高山本線
- 富山駅(富山駅前)
- 富山ライトレール富山港線
- 富山駅北駅(富山駅前)
- 富山地方鉄道本線
- 電鉄富山駅(富山駅前)
- 富山地方鉄道富山市内軌道線
- 富山駅前駅(富山駅前・富山駅地鉄ビル前)
- 西町停留場(西町商店街・西町)
- グランドプラザ前停留場(総曲輪通り商店街口・一番町)
車両
両ルートとも小型ノンステップバスを使用しており、通常は中央ルートは日野・レインボーHR7m、清水町ルートは三菱ふそう・エアロミディMJ7mである。2010年3月8日より2週間、中央ルートの一部便に日野・ポンチョを改造した電気バスを試験投入している[2]。当初は2月のダイヤ改正にあわせての投入が予定されていたが、車両のトラブルにより時期に遅れが生じた[3]。
脚注
- ^ “特集 バスで回ろう!富山 上手に使って賢く移動。意外と便利な循環型バス!”. 富山商工会議所会報『商工とやま』. 富山県商工会議所連合会. 2016年1月9日閲覧。
- ^ “広報とやまNo.117『コミュニティバス「まいどはや」中央ルートで電気コミュニティバスの実証運行が始まります』”. 富山市 (2010年2月5日). 2012年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月24日閲覧。
- ^ “電気バスの実験延期 富山 故障を市が説明”. 中日新聞. (2010年2月26日). オリジナルの2010年3月2日時点におけるアーカイブ。