はぐれそうな天使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

はぐれそうな天使」(はぐれそうなてんし)は、来生えつこ作詞、来生たかお作曲の楽曲。1985年に来生たかおの歌唱によるオリジナル・シングルが発売され、翌1986年岡村孝子がカバーしたシングルが発売された。

来生たかおによる歌唱盤[編集]

はぐれそうな天使
来生たかおシングル
初出アルバム『ONLY YESTERDAY
B面 夢みる頃を過ぎても
リリース
規格 シングル・レコード
ジャンル ポップス
レーベル キティ・レコード
作詞・作曲 来生えつこ
来生たかお、Ebako Jr.
チャート最高順位
来生たかお シングル 年表
白いラビリンス (迷い)
(1984年)
はぐれそうな天使
(1985年)
あした晴れるか
(1986年)
テンプレートを表示
  • 来生たかおが歌唱した「はぐれそうな天使」は、18枚目のシングルとして1985年9月10日キティレコードから発売された。
  • 本田技研工業トゥデイ」のCMソングに使用された。CMには今井美樹が出演している。
  • 来生のコンサートでのトークによると、元々は楽曲提供だけの予定だったが、歌い手が決まらなかったため、自身で歌うこととなったという。

収録曲(来生盤)[編集]

  • 全作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお、Ebako Jr.編曲:武部聡志、Ebako Jr.
  1. はぐれそうな天使
  2. 夢みる頃を過ぎても

楽曲の収録アルバム(来生盤)[編集]

岡村孝子による歌唱盤[編集]

はぐれそうな天使
岡村孝子シングル
初出アルバム『私の中の微風
B面 ひとりぼっちの心を抱きしめて
リリース
規格 シングル・レコード
8cmCD
ジャンル ポップス
時間
レーベル ファンハウス
作詞・作曲 来生えつこ
来生たかお、Ebako Jr.
プロデュース Takako Okamura &
Yukio Hiasa & Ebako Jr
チャート最高順位
岡村孝子 シングル 年表
今日も眠れない
(1986年)
はぐれそうな天使
(1986年)
夏の日の午後
(1986年)
テンプレートを表示
  • 岡村孝子が歌唱した「はぐれそうな天使」は、通算3枚目のシングルとして、1986年3月20日ファンハウス(現・ソニー・ミュージックレーベルズ)から発売された。
  • 岡村のソロ名義で発表された曲の中で唯一、岡村が作詞・作曲に関わっていない。
  • 岡村の楽曲で唯一、船山基紀がアレンジを担当している。
  • ヴォーカリストとして自信がついた曲、と後に岡村が語っている。
  • 本田技研工業トゥデイ」のCMソングに、来生のオリジナルに続いて採用された。
  • CMには同じく今井美樹が出演していた。
  • 全編フランス・ロケによるビデオソフトNoël』(1986年12月20日)にミュージック・ビデオが収録されている。2006年12月13日にDVD化された。
  • デビュー20周年記念ベスト・アルバム『DO MY BEST』、ソロ・デビュー20周年記念TV主題歌&CMソング集『TOY BOX』初回限定生産DVDに、それぞれミュージック・ビデオが収録された。
  • コンサートツアー「OKAMURA TAKAKO CONCERT TOUR '03 "TEAR DROPS"」では「はぐれそうな天使」アコースティック・ヴァージョンが披露された。現在のところ、このヴァージョンは商品化されていない。
  • カップリング曲の「ひとりぼっちの心を抱きしめて」は、ラジオの企画で作られた曲で、第三者と岡村のコラボレーションで作られた初めての作品[1]
  • アルバム『Andantino a tempo』には、リミックス・ヴァージョン(キーボードが大幅に異なる)が収録。このシングルに収録されているヴァージョンは、現在のところ他のアルバムで聴くことができない。

収録曲(岡村盤)[編集]

  1. はぐれそうな天使 (4:06)
    作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお、編曲:船山基紀、Ebako Jr
  2. ひとりぼっちの心を抱きしめて (4:30)
    作詞:中庭とし江、補作詞:岡村孝子、作曲:岡村孝子、編曲:田代修二

楽曲の収録アルバム(岡村盤)[編集]

その他のカバー[編集]

備考[編集]

  • 来生えつこの短編小説集『エピソード』(角川書店、1988年)に同名小説が収録されている。

脚注[編集]

  1. ^ このほか、さだまさしが作詞、作曲は岡村が担当した「銀色の少女」(32枚目のシングル:2006年4月26日)がある。