XQDメモリーカード

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XQDメモリーカード[1](XQD card)は主にフラッシュメモリカード用に開発された メモリーカードのフォーマットである。データ転送インターフェイスとしてPCI Expressを使用している。

フォーマットはまず2010年11月にサンディスクソニーニコンにより発表され、直後に開発のためコンパクトフラッシュ協会に取り上げられた[2]。最終的な仕様は2011年12月7日に公表された[3][4][5]

この新しいフォーマットは高精細度ビデオカメラと高解像度デジタル写真カメラをターゲットとしている。速度理論値は2.5Gbpsで、将来的には5Gbpsに対応予定。また、技術的には理論上2TBを超える大容量化が可能という。

Hシリーズで1Gbps(125MB/s) Sシリーズで1.344Gbps(168MB/s)

Sシリーズは、コンパクトフラッシュUDMAモード7の167MB/sとほぼ同等である。

SONY製XQDメモリーカード一覧
シリーズ 読み込み速度(MB/s) 書き込み速度(MB/s) XQD Format インターフェース 発売年月 容量 備考
G 400 350 2.0 PCIe Gen 2.0 / USB3.0 2014-10 32GB 64GB 128GB
N 125 80 1.0 PCIe Gen 1.0 2013-11 64GB
S 180 180 1.0 PCIe Gen 1.0 2013-10 32GB 64GB 生産完了
H 125 125 1.0 PCIe Gen 1.0 2012-2 16GB 32GB 生産完了


コンパクトフラッシュあるいはCFastカードとは互換性がない。ニコン2012年1月6日に、CF スロット、XQD スロットを備えた新たなフラッグシップ機種デジタル一眼レフカメラNikon D4を発表し、翌2月から発売を開始した[6]。2014年3月6日に発売されたNikon D4sもXQDメモリーカードを使用可能。2014年現在XQDカードに対応しているデジタルカメラはD4、D4sの2機種に留まっている。

これらに続き4K映像が撮影可能なハンディカムや業務用XDCAMでもXQDスロットを備えた機種が登場し、XQD専用となっている機種も存在する。 これらのビデオカメラでは高速なタイプのXQDメモリーカードを使用することが推奨されている。 ソニーの公式サイトでは128GBの容量でXAVC-intra/4K/60pの映像を約20分記録可能と説明している。 従来のメモリーカードは仕様を拡張しながら高速化の要求に応えてきたが、初期の設計から10年以上が経過し改良できる余地が少なくなっており、XQDメモリーカードは従来のメモリーカードに代わり、4K映像などの広帯域の情報を記録できる媒体として利用されることが期待されている。


関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]