UPL
株式会社UPL(ユーピーエル、UPL Co., Ltd)はかつて栃木県小山市に所在していた、ゲームソフトの開発、およびエレメカの製造販売を行っていた企業である。
元々はユニバーサル(現:ユニバーサルエンターテインメント)の販売子会社兼エレメカ開発部門としてユニバーサルプレイランドとして創業し、1983年に社名をUPLに変更した。1992年3月に倒産。
2016年5月20日にハムスターがUPLのゲーム等に関する権利譲渡契約を締結したことを発表した[1]。
主な作品
- マウサー (1983)
- NOVA2001 (1984)
- 忍者くん 魔城の冒険 (1984) - タイトー販売、85年に発売されたファミコン版はジャレコ販売。(タイトル画面にUPLの社名が表記されている)
- DORODON (1984) [2]- MSX専用ソフト。ソニー販売。タイトル画面でUPLのロゴが確認出来る。
- レイダース5 (1985) - タイトー販売。タイトル画面でUPLのロゴが確認出来る。
- ぺんぎんくんWARS (1985) - アスキーよりファミコンおよびMSXへの移植版が発売された。
- XXミッション (1986)
- 忍者くん 阿修羅ノ章 (1987) - ファミコンに移植されている。携帯電話のアプリゲームとしても復活している。
- ミュータントナイト (1987)
- アークエリア (1988)
- アトミックロボキッド (1988) - PCエンジン(UPL)、メガドライブ(トレコ)、X68000(システムサコム)に移植されている。
- 浦島まあじゃん (1989) - 開発はNMK。浦島太郎を題材とした、UPL唯一の脱衣麻雀ゲーム。ただし、下着止まりとなっている。
- オメガファイター (1989) - 敵を倒す時、自機に近いほど高得点が得られるシステムを持った縦スクロールシューティングゲーム。
- タスクフォースハリアー (1989) - 開発はNMK。トレコによってメガドライブにアレンジ移植された。
- USAAF ムスタング (1990) - 開発はNMK。タイトーによってメガドライブに『ファイアームスタング』という名前で移植された。
- ゴモラスピード (1990) - PCエンジン専用ソフト。トップビュー方式のアクションゲーム。
- 宇宙戦艦ゴモラ (1990) - UPL自身によってメガドライブで発売されている。UPLの最初で最後のメガドライブソフトとなった。移植担当はアイシステム東京。
- バンダイク (1991) - ジャレコ販売、初回生産分はタイトル画面の表記はUPL名義だったが同社倒産後に発売された分からジャレコ名義に変更された。
- ブラックハート (1991) - 開発はNMK。
- アクロバットミッション (1991) - タイトー販売。テイチクによってスーパーファミコンに移植されている。
- 鋼鉄要塞シュトラール - タイトー販売。UPL倒産直前に発売された横スクロールシューティングゲーム。装備に重量の概念がある。
関連項目
- 藤沢勉 - UPLのゲームデザイナー。
- 西澤龍一 - ゲームデザイナーとしてUPLに所属『NOVA2001』『忍者くん』『レイダース5』などを制作する。後に独立しエスケープを設立。
- ハムスター - UPLのゲーム等に関する権利を所有。
- ユウビス - UPLのプライスゲームの権利を所有。
脚注
- ^ UPLの権利取得のお知らせ
- ^ 1983年のアーケード版はFalconから発売されている。UPLが開発と言われているものの特に権利表記が無く確認が取れない。
- ^ なお、リターン オブ ザ インベーダー についてはUPL製作という説があるものの、制作者表記が異なる、関係者の証言が得られない等の状況が続いているためここには表記しない
外部リンク
- UPL墓掘り人 元UPL社員によるウェブサイト。後期作品の原画、基板仕様書など。