TOKYO TRIBE

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TOKYO TRIBE』 (トウキョウ トライブ) は、井上三太青春漫画である。

目次

概要 [編集]

略称は、「TT」 (ティーティー)。漫画雑誌に連載された作品ではなく、描き下ろしである。

架空の街「トーキョー」に生きる若者達の日常生活を「シヴヤSARU」「シンヂュクHANDS」という二つのストリート・ギャングの抗争を中心に描いている。暴力殺人犯罪セックス、そして友情を、実に過激に、過剰に描写している。現代社会に巣食う退廃した若者達の暗黒面が曝されている。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


評価 [編集]

著者・井上は、以下の3点を告白している。

  1. 少年達によるリンチ殺人事件は、女子高生コンクリート詰め殺人事件モチーフである。[要出典]
  2. ビデオテープが大量に所蔵されている渚の自宅は、連続幼女誘拐殺人事件被疑者の自宅を踏襲している。そして、渚の自宅が事件発覚後にワイドショーで公開される点も、同事件と完全に同一である。[要出典]
  3. 物語に登場する新宗教は、統一教会がモチーフである。執筆中にワイドショーで、合同結婚式の報道を見て、触発された。[要出典]

「現実に起こった事件に触発されなければ、物語の肉付けは不可能なのか?」との、辛口の批評も聞こえた。[要出典]

登場人物 [編集]

保手浜渚(ほてはま なぎさ)
「シヴヤSARU」のリーダー的な存在。軽はずみな行動が目立つ他のSARUのメンバーと違い、責任感とリーダーシップを持っている。
フジヲ
渚の彼女。イラスト系の専門学生。
渚の後輩で「シンヂュクHANDS」のリーダー。レイプやリンチなどを平然と行う凶悪な性格。

逸話 [編集]

井上の従兄弟・松本大洋の漫画『鉄コン筋クリート』第16話の冒頭で、主人公・クロが、本作を読んでいる。クロは未だ10、11歳ぐらいと考えられる。本作は、余り児童が読むような漫画ではなく、寧ろ児童には読ませたくない不適切な漫画であると言える。これは最早、従兄弟の漫画の宣伝と言う次元の話ではない。一般的な常識を逆手に取った、松本なりの毒のある反骨精神の表れと受け取れる。

関連作品 [編集]

TOKYO TRIBE3

関連項目 [編集]

刊行書 [編集]

  1. JICC出版局(現在の宝島社)[Takarajima comics deluxe]。1993年4月発行。178ページ。ISBN 4-7966-0588-6
  2. 美術出版社単行本1996年12月24日発行。B6判。ハードカバー。カバーは迷彩布を使用。176ページ。ISBN 4-568-73001-5
  3. 美術出版社。単行本。2の廉価版。1998年10月10日発行。B6判。ソフトカバー。176ページ。ISBN 4-568-73002-3
  4. 集英社ヤングジャンプ・コミックス]。2003年4月18日発行。後書きを増補。B6判。ソフトカバー。180ページ。ISBN 4-08-876428-5