PCサクセス
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | PCサクセス |
| 本社所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田6-5-12 偕楽ビル4階 |
| 本店所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-9-2 末広ビル地下1階 |
| 設立 | 1999年(平成11年)8月2日 |
| 業種 | 小売業 |
| 事業内容 | コンピュータ関連機器及び周辺機器の店頭販売、通信販売、卸販売、法人向け販売及び製造業務、釣り情報サイト「つりnet」の運営 |
| 代表者 | 代表取締役社長 杉浦敏雄 |
| 資本金 | 1億9996万2500円 |
| 売上高 | 206億4627万1千円(2005年10月期) |
| 従業員数 | 70名(2007年1月現在) |
| 決算期 | 10月 |
| 関係する人物 | 栗田勝 |
| 外部リンク | www.pc-success.co.jp[リンク切れ] |
| 特記事項:古物商許可番号:301030405536 東京都公安委員会許可済 | |
PCサクセス(ピーシーサクセス)は、かつて存在した株式会社サクセスが運営していたコンピュータ関連商品の通販・直販店。
秋葉原電気街の界隈に本社と2店舗を構え、価格.comやコネコネットなどの価格比較サイトに最安値で製品を多数掲載・販売し、価格競争を繰り広げていたことで知られる。また、楽天やライブドアでOA家具の販売を行うEZ-SUCCESS(イージーサクセス)や釣り情報サイト「つりnet」も運営していた。
現在は東京地方裁判所に自己破産を申請し受理されたため、営業を終了している(詳しくは後述)。
目次 |
[編集] 歴史
1999年8月にラオックス元社員で、ザ・コンピュータ館の初代店長であった杉浦敏雄が代表となり設立した。当初は秋葉原電気街外れの昌平橋通りの妻恋坂交差点角のビルに店舗を構え、当時急激な拡大傾向にあったインターネット上の価格比較サイトなどで競合他店よりも低い低価格を徹底的に誇示する通販主体の商法で売り上げを伸ばしてゆき、ショップブランドのパソコン本体の販売も大々的に展開した。2002年には外神田1丁目に2号店をオープン、2005年には本店も外神田3丁目のPCショップの激戦区と呼ばれる地域の一角のビルの地下1階に移転した。その後も、秋葉原の店頭・インターネットの価格比較サイトともに群を抜く安さで知名度を高め、2005年10月期には年間206億円の売り上げを計上するなど、全盛期には大手ショップにも比肩する品揃えと顧客数を誇った[1]。
その反面、インターネット上の掲示板ではサポートの悪さや発送の遅さに対する批判の多さでも際立っており、一部ではバッシングや民事訴訟に発展した例もあった[2]。また、価格比較サイトで常に最安値を競う典型的な薄利多売商法を取っていたこともあり利益率の低さが恒常的なものになっており、資金繰りについては常々「自転車操業」と揶揄されるほど逼迫した状態が続いていた。2006年には決算内容や会計に不明瞭な部分が存在することが明らかになったのと相前後して、金融機関への返済が滞りがちになっていった。
2006年9月には当時代表取締役会長だった杉浦敏雄が、栗田勝に代わり再び社長に就き、経営改善を急ぐべく取引先に支援を要請し資金集めに奔走した。その結果いくらかは資金の支援を得られたが、経営の建て直しには程遠かった。
[編集] 経営破綻
2007年、ダイワボウ情報システムから5億円の援助融資を受けるも、月末の決済で行き詰まり1月31日に東京地方裁判所に対し自己破産手続きを行った。負債総額は推定30億円。
手続きが行われた日は、取引先関係者や債権者への電話連絡がない(電話が繋がらない)為に、夕方から店舗・本社前に集まり、テレビ東京の取材も入るなど、現場周辺は一時騒然となった。
この日は、前日1月30日にWindows Vistaが発売された直後という、パソコン需要の高い時期であり、一部では「Vista搭載PCの発注を大量に集めて入金させ、商品を発送せずに消えたのではないか」という一種の計画倒産や詐欺の噂も囁かれたが、関係者はそれを否定している[1]。
[編集] その後
- 破産管財人によれば、経営破綻の直前に同社に入金した消費者は約3,000人いるとされる。
- PC-Success楽天市場店[リンク切れ]は、2007年4月20日付でサービスを終了した旨のメッセージが掲載されていた。
- 現在、PCサクセスのECサイト[リンク切れ]は閉鎖されている(アナウンスはない)。
- 価格比較サイトに掲載されていた商品もすべて消されている。
- OA家具の専門店、EZ-SUCCESSはしばらくトップページのみ健在していた(中身は改装中とされており注文はできない)。
- PC-SUCCESS延長保証は、サービス契約管理業を行っているTWGが継続して受け持つ[4]。
- 修理や初期不良などの形で顧客に販売したパソコンやパーツを多数預かっていたため、これらはそのままの状態での返却となったが、返却までに数週間を要し、少なからぬ混乱が起きた。倒産と同時にサポート作業も打ち切られたため、少なからぬ台数の修理預かり・初期不良のパソコンやパーツが未修理・未交換のまま顧客に返送された。
- 本店跡地には、アロシステム(現:ユニットコム)のFaith(フェイス)が入居、営業を始めたが2009年に近隣に移転している。現在は同じ建物の1つ上のフロアで、パソコンショップ「PC DIY SHOP FreeT」が営業している。
[編集] 脚注
- ^ a b 日経MJ『サクセス 破綻の裏側』
- ^ PCサクセス 闘いの軌跡[リンク切れ]
- ^ http://corp.rakuten.co.jp/newsrelease/2007/1029.html
- ^ TWG、倒産したサクセスの「PC-SUCCESS延長保証」は有効と改めて発表 - CNET Japan