Fantast ICE王座

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Fantast ICE王座
詳細
現王者 藤田あかね
獲得日 2021年12月31日
管理団体 アイスリボン
創立 2020年8月9日
統計
初代王者 世羅りさ

Fantast ICE王座(ファンタスト・アイ・シー・イーおうざ)は、アイスリボンが管理、認定していた王座。

歴史

2020年2月24日、王者の自由な発想でルールが決められる王座を創設。5月4日、横浜文化体育館大会にて初代王者決定戦が行われる旨が発表される[1]

3月14日、後楽園ホール大会にてラム会長世羅りさ山下りなトトロさつきによる王座挑戦者決定4WAYラダーマッチが行われ、勝ち抜けた世羅と山下での王座決定戦が決まる[2]

その後、新型コロナウイルス感染拡大と、それに伴う緊急事態宣言の発令により5月4日予定の横浜文化体育館大会を含む5月までの大会が全て中止となり、道場での無観客ネット配信興行に移行された為、同王座の決定戦も延期となった。

大会再開後、何度かの前哨戦の後に山下の希望で7月25日後楽園ホール大会で世羅と山下の通常ルールでのシングル前哨戦が行われるも、フルタイムドロー。両者の提案により、時間無制限、ノーDQ、オンリー3カウントルールでの完全決着戦となる事が決定[3]

8月9日、横浜文化体育館大会にて行われた王座決定戦では、両者が蛍光灯や巨大ラダー、豊田真奈美の運転するバイク等を使用した所謂デスマッチとなり、最後は世羅が勝利し初代王者となる[4]

歴代王者

歴代 選手 防衛回数 獲得日付 獲得場所
(対戦相手・その他)
初代 世羅りさ 10 2020年8月9日 横浜文化体育館
山下りな
第2代 山下りな
(フリー)
2 2021年6月27日 後楽園ホール
第3代 藤田あかね 0 2021年12月31日 後楽園ホール

試合形式

  1. 世羅りさ
    • 2020年8月9日 横浜文化体育館大会(オンリー3カウントルール)にて山下りなと初代王座決定戦。
      • 時間無制限、ノーDQ、ギブアップ無しで3カウントのみでの決着。蛍光灯の他ラダー等のハードコアアイテムも使用され、デスマッチの様相となった。
    • 2020年8月12日から8月14日 上野恩賜公園野外ステージ大会(時間無制限1本勝負)にて初防衛に成功。挑戦者は藤田あかね
      • 「アイスリボン夏祭り2020 in 上野」初日第一部第2試合で組まれていた試合が両者の強い要望により突如王座戦に変更。野球勝負や場外乱闘を交えつつ同イベント中随所で戦いが行われ、途中野球勝負は世羅が制すも王座の勝敗には関係せず、イベント全行程終了後に世羅がステージから場外への羅紗鋏をあかねに決めて3カウントを奪い、49時間39分48秒のロングマッチを制する[5][6]
    • 2020年9月20日 後楽園ホール大会(ノーロープ・アイスリボン式ランバージャックルール)にて2度目の防衛に成功。挑戦者は朱里
      • エニウェアフォールルールを採用。アイス式ランバージャックは、リング下に落ちてもセコンドの選手によってリングに戻されるだけでなく、セコンド陣の攻撃も浴びるという形式。
      • 世羅側のセコンドにはREBEL&ENEMY(雪妃真矢ラム会長山下りな尾﨑妹加)、朱里側のセコンドにはJoint army(松屋うの本間多恵進垣リナ)が着いた。[7]
    • 2020年10月18日 大阪176BOX大会(オンリーギブアップルール)にて3度目の防衛に成功。挑戦者は松屋うの
      • 挑戦者の松屋は持ち込み凶器として画鋲しゃもじと金属チェーン、王者の世羅は有刺鉄線竹刀と竹串ボードを持参。
    • 2020年10月24日 横浜ラジアントホール大会(60分アイアンウーマンハードコアマッチルール)にて4度目の防衛に成功。
    • 2020年10月31日 後楽園ホール大会(TLCマッチルール)にて5度目の防衛に成功。挑戦者は雪妃魔矢
    • 2020年11月29日 SKIPシティ多目的ホール大会(オンリーOTRルール)にて6度目の防衛に成功。挑戦者は真白優希
      • 真白がこの大会の直近でOTRルールで自身による直接の初勝利、更に連勝したことによりこのルールでの王座挑戦を表明、デビュー3ヶ月での王座挑戦となった。
    • 2020年12月31日 後楽園ホール大会(4コーナープロデュースマッチ)にて7度目の防衛に成功。挑戦者は藤田あかね
      • 過去に大日本プロレスで行われたダブルプロデュースデスマッチの要領で、リングを対角線に分けて陣地を4つ作り、対戦者はその陣地の中で好きなだけアイテムをセットした状態で試合を行う。
    • 2021年2月20日 後楽園ホール大会にて8度目の防衛に成功。挑戦者は青木いつ希
      • 通常のプロレス技でのフォールはカウント2となり、凶器を使ってのフォールは3カウントという特殊ルール。
    • 2021年4月11日 SKIPシティ大会にて9度目の防衛に成功。挑戦者はテクラ
      • ハードコアルールの上、「相手を流血させる・3カウントを奪う・ギブアップを奪う」この3つのポイントを先に全て奪取した方が勝者となるルール。各ミッションでのポイント加算は1回のみ。
    • 2021年5月22日 坂出市立体育館メインアリーナ大会(ハードコアルール)にて10度目の防衛に成功。挑戦者は藤田あかね
  2. 山下りな
    • 2021年6月27日 後楽園ホール大会(蛍光灯デスマッチ)にて王座奪取。初代王者世羅りさは11度目の防衛に失敗。
    • 2021年8月9日 横浜武道館大会(サマーヘルボード+凶器持ち込みデスマッチ)にて初防衛に成功。挑戦者は鈴季すず
      • サマーヘルボード…ワニの浮き輪+有刺鉄線ボード、ひまわり、虫かご+空き缶ボード
      • 本試合が、横浜武道館で開催された初のデスマッチとなった。
    • 2021年9月18日 後楽園ホール大会(チェーンアタックオンリーハードコアマッチ)にて2度目の防衛に成功。挑戦者はテクラ
      • チェーンを使用した攻撃でのみフォール・ギブアップが認められる変則マッチ。
  3. 藤田あかね
    • 2021年12月31日 後楽園ホール大会(エニウェアフォールマッチ)にて王座奪取。第2代王者の山下りなは3度目の防衛に失敗。
      • 2021年11月13日 大田区総合体育館大会にて次期挑戦者決定戦(兼WUW女子選手権試合、時間無制限1本勝負)を行い、藤田がテクラ(第5代WUW女子王者)に勝利して、FantastICE王座次期挑戦権ならびに第6代WUW女子王座を獲得した。

脚注