AutoCAD

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AutoCADオートキャド)は、オートデスク株式会社が開発する汎用のCADソフトウェア。1982年、最初のバージョンである1.0が発売された。建築・土木・機械分野をはじめとして、汎用CADとして多く利用されている。

概要[編集]

3Dでの立体的な図面描画やアニメーションが可能であり、VBAやAutoLISP(詳しくはLISPの項を参照)などのプログラミング言語を活用したカスタマイズができるユニークな製品である。また廉価版の「AutoCAD」は他社やオートデスクの専門分野に特化したCADに比べて安価・軽量であるため、資金に余裕のない中小企業が代替品として利用することもある。

形式はDWGDXFに対応している。

AutoCAD 2007では、3DCGソフトウェアSoftimageMayaで採用されているmental rayを、レンダリングエンジンに採用している。

当初は番号でバージョンの違いをしていたが、2000(1999年)以降は年号での表記に変わった。

関連製品 (代表的な製品)[編集]

AutoCAD /LT 汎用 (2D) AutoCAD Civil 3D 土木設計 (BIM・3D)
AutoCAD Electrical 電気設計 (2D)
AutoCAD LT Civil Suite 土木設計・電子納品パッケージ (2D)
AutoCAD Map 3D 土木設計 (3D)
AutoCAD Mechanical 機械設計 (2D)
AutoCAD P&ID プラント設計 (2D)
AutoCAD Revit Architecture Suite 建築意匠設計パッケージ (BIM・3D)
AutoCAD Revit Structure Suite 建築構造設計パッケージ (BIM・3D)
Autodesk Inventor 機械設計 (3D)

互換製品[編集]

AutoCADの互換製品では、1998年にVisio社(米国)が販売したIntelliCAD98が初期の製品としては有名。その後、Visio社がマイクロソフトに買収されることによりIntelliCADがオープンソースとなる。そのオープンソースを管理する団体の会員になった企業がIntelliCADのプログラムをベースにした互換CADの製品を開発し、それが世界各国で販売されるようになる。日本では、インテリジャパン(名古屋)が2001年にIJ IntelliCADとして国産初の互換CADを発売。その後、コストエレクトロニクス(横浜)が、Cosmo IntelliCADを、サイバーデザインラボ(名古屋)が、XcellicCADというブランドで互換CADを販売した。AutoCAD互換CADは、IntelliCADをベースにしたものが主流となってきたが、IntelliCADとは異なる製品としてドイツのARES(旧FlexCAD)がある。これは、IntelliCADのプログラムを利用しないで開発された製品である。ただ、AutoCADのデータにアクセスするツールは、共にOpen Design Alliance(米国の非営利団体)が提供するTeighaを採用している。このTeighaは、AutoCADのデータを読み書きすることができるもので、AutoCAD以外のほとんどのCADメーカーに採用されている。以前は、AutoCADのデータを読み書きできるだけで互換CADという言い方をされたこともあったが、現在は、データの読み書きだけでなく、コマンドや操作性の互換性も高くないと互換CADとして言われなくなっている。2010年代になると市場の拡大と伴って各互換CAD間の競争も激しくなり、製品力も向上する。2015年現在、日本ではインテリジャパンのIJCAD、GSA(東京)のJDRAF、BricsCAD(ベルギー)、ZWCAD(中国)、Draftsight(フランス)などが入手できるが、2次元CADへの投資を抑えたい企業や個人のニーズと合い、これらの互換CADの利用も増加傾向にあるようだ。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]