陸軍航空隊

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陸上自衛隊UH-1Hからの隊員の降下
アメリカ陸軍OH-58DAH-64(イラク)
ドイツ陸軍CH-53G(イラク)
フランス陸軍クーガー(アフガニスタン)

陸軍航空隊(りくぐんこうくうたい)とは、陸軍において航空機を運用する部隊(航空隊・航空部隊)の総称。陸軍航空部隊陸軍航空軍陸空軍陸軍航空とも。

軍事航空の草創期においては陸軍・海軍それぞれが航空部隊の整備を進めたが、陸軍航空隊に関しては第一次世界大戦期・戦間期第二次世界大戦直後にかけ空軍として分離独立することが一般的となり、地上部隊と密接に協同(直協)する飛行部隊や機材のみが陸軍に残った(または改めて陸軍航空隊として設立された)[1]。そのため空軍とは区別され、現代では一般的にヘリコプターと支援用の軽固定翼機を装備する。

過去には、米陸軍における軽攻撃機装備計画(G.91を参照)など機構変化の試みが見られたものの、現在では固定翼機による空爆や攻撃は前線航空管制などを介して空軍に一任する事が一般的となっている。また、重輸送任務も空軍が請け負っている。ただし、現在の陸軍航空隊では必ずしも万全の体制とは言い難く、米陸軍では独自の戦術輸送手段として、(米空軍も運用している)C-27Jを導入するなど変化の模索は続いている。

任務[編集]

各国の陸軍航空隊の任務はそれぞれの国情によって少しずつ異なっているが、以下のような任務はおおむね共通する。

装備[編集]

現在の陸軍航空隊はその任務達成のために主にヘリコプターを使用する。ヘリコプターは以下のようなタイプに分類できる。

歴史[編集]

各国の陸軍航空隊[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 海軍航空隊に関しては主に艦載機哨戒機・ヘリコプターのみを残す。
  2. ^ 旧日本軍では航空隊(兵)の呼称が陸軍海軍で異なっており、陸軍は「陸軍飛行隊(兵)」、海軍は「海軍航空隊(兵)」であった。(太平洋戦争 陸海軍航空隊 大空を疾駆した無敵の銀翼、76頁、成美堂出版、1999年)

関連項目[編集]

参考資料[編集]

  • Allen, Matthew (1993), Military helicopter doctrines of the major powers, 1945-1992. Making decisions about air-land warfare, Westport (CT): Greenwood, ISBN 0-3132-8522-5 
  • Gunston, Bill (1981), An illustrated guide to military helicopters, New York: Arco Publishing, ISBN 0-6680-5345-3 
  • Halberstadt, Hans (1990), Army Aviation, Novato (CA): Presidio, ISBN 0-8914-1251-4 
  • Sutton, John; Walker, John (1990), From horse to helicopter. Transporting the British Army in war and peace, London: Cooper, ISBN 0-8505-2724-4 
  • Warner, Guy; Boyd, Alex (2004), Army Aviation in Ulster, Newtownards, Co. Down: Colourpoint Books, ISBN 1-9042-4227-8 
  • Young, Ralph B. (2000), Army aviation in Vietnam. An illustrated history of unit insignia, aircraft camouflage and markings, Ramsey (NJ): Huey Co., ISBN 0-9671-9801-1