逆含意

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逆含意(ぎゃくがんい、: converse implication)は、含意(= 論理包含)の逆、つまり任意の2つの命題 PQ について、QP を含意するならば、PQ の逆含意である。

逆含意は pq, pq, Bpq[要出典] のような形式で表記され、「p でないなら q でない」、「q ならば p」などと読む。 英語では、 "p if q" に相当する[1]

定義[編集]

真理値表[編集]

A ← B の真理値表は以下。

A B

ベン図[編集]

「B ならば A」を表すベン図(左の円がAに、右の円がBに対応する。赤い領域は命題が真で、白い領域は命題が偽であることを示す。):

性質[編集]

真理保存性
全ての変数の真理値が真ならば、逆含意も必ず真になる性質がある。

ブール代数[編集]

ブール代数において、 pq(A+B′) と等価である[要説明]

脚注[編集]

  1. ^ 倉田 剛『論証の教室〔入門編〕: インフォーマル・ロジックへの誘い』新曜社、2022年3月、170頁。ISBN 978-4-7885-1759-2OCLC 1319064481 

関連項目[編集]