任意

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任意(にんい、arbitrariness)とは、思うままに任せること、という意味で、当人の自由意思に任せる、ということである[1]

法律、行政制度などにおける「任意」[編集]

例えば、任意投票投票を行うか否かを自らの意思で決める。

例えば任意同行とは、警察官がある人物に対して職務質問を行い(だが決定的な証拠が特にないなど、強制できない状態で)、最寄の警察署・交番などに行くことを求めて当人の意思・気持ちを確認し、当人が同意して警察官に同行してそこへ行くこと[1]。当人が同行したくなければ同行する必要はなく[1]、行きたくない、とか、同行したくない、と警察官に伝えて、立ち去ってよい。

法的には「任意」と対比されているのは「強制」という概念である。例えば上述の任意同行に関して言えば、警察官から「今から一緒に近くの交番に行きましょうか?」といったような曖昧な言葉が発せられた場合は「これは任意ですか?強制ですか?」などと尋ねて法的にどちらなのか確認し、特に「強制です」などと言われなければ、「任意ですね。では行くのは止めておきます。」というようなやりとりをして立ち去ればよい、と法律の解説書などには書かれている[要出典]

数学などにおける「任意」[編集]

数学論理学において「任意の」: arbitrary, any )とは、「特別な選び方をしない」という意味であり、しばしば「すべての」all )と置き換え可能な語として用いられる。たとえば、

任意の実数 x について [条件] が成り立つ

という表現は、実数の中からどのように x を選んでも [条件] が成り立つ、という意味である。

たいていの場合、「任意の」を「すべての」に置き換えても意味が変わることはない。しかし文脈によっては、同様の置き換えを行うと意味が変わってしまうこともあるので注意が必要である。 たとえば、A = {1, 3, 5, 7} としたとき、A に属する任意の要素を 1 に加えた結果は偶数である。( A に属する要素である 1, 3, 5, 7 のどれを選んで 1 に加えても、2, 4, 6, 8 のどれかとなり、偶数となる。)しかし、A に属するすべての要素を 1 に加えた結果は奇数である。( 1 と 3 と 5 と 7 のすべてを 1 に加えた結果は 17 であり、奇数となる。)

「任意の」を表す記号量化子)としては広く (turned A) が用いられる。この全称量化子 (universal quantifier) はドイツ論理学者ゲルハルト・ゲンツェンによって導入された。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 広辞苑 第五版 p.2048【任意】

関連項目[編集]