豊田麻子 (総務技官)
豊田 麻子（とよだ あさこ、1966年3月18日 - ）は、日本の総務技官、情報技術者。ハーバード大学国際問題研究所研究員や、総務省国際協力調査官等を経て、女性初の広島市副市長を務めた。
人物・経歴[編集]
東京都出身。1984年成蹊高等学校卒業[1]。1990年東北大学大学院工学研究科修了[2]、郵政省入省[3]、電気通信局電波部計画課配属[4]。1995年ハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所研究員。2000年外務省在フランス日本国大使館一等書記官。2003年総務省総合通信基盤局国際部国際協力課国際協力調査官。2008年情報通信研究機構連携研究部門テストヘッド企画戦略グループリーダー[2][4][5]。
2008年から女性初の広島市副市長を務め[6]、広島市CIO（最高情報責任者）を兼務し、情報通信技術の利活用を進めるなどした[5][7]。第17回統一地方選挙で2011年広島市長選挙に秋葉忠利前市長の後継として出馬し、民主党や社会民主党の支援を受けたが、自由民主党や公明党の推薦を受け秋葉前市長の政策を否定して出馬した松井一実に敗れ次点で落選した[2][8]。
その後NTTデータでミャンマーでの事業展開などにあたり[9]、NTTデータパブリック&フィナンシャルカンパニーグローバル推進部東南アジアグループ部長や[10][11]、NTTデータグローバル事業本部Sales and Marketing部Sales統括部長を経て、2017年NTTデータグローバルマーケティング本部Sales and Marketing部長[12]。2018年NTTデータグローバルマーケティング本部グローバルアカウント&インダストリー部長[13]。2020年NTTデータ執行役員戦略統括本部グローバル戦略室長[14]。2022年NTTデータ執行役員グローバルガバナンス本部長[15]。2023年NTTデータ常務執行役員グローバルガバナンス本部長[16]。
脚注[編集]
- ^ 「同級生交歓｜成蹊高校 昭和59年卒文藝春秋digital 文藝春秋digital 2021年2月1日 16:00
- ^ a b c 「候補者・開票情報：広島県」 朝日新聞デジタル
- ^ 「ITﾌｫｰﾗﾑｾｯｼｮﾝ 「ITダイバーシティフォーラム」」 情報処理学会
- ^ a b 「広島市初の女性副市長・広島市ＣＩＯ豊田 麻子 ＇とよだ あさこ」 広島市
- ^ a b 「第34回広島大学講演会－豊田麻子広島市副市長を迎えて－を開催します」 広島大学
- ^ 「豊田前副市長が市長選出馬表明 広島 」 日本経済新聞2011/2/15付
- ^ 「「ICTの利活用により地域を元気に」 ∼市民が主役となるICT ... - 」 日本ITU協会
- ^ 「広島市長に松井氏が初当選 前副市長の豊田氏ら破る」 朝日新聞デジタル2011年4月10日20時21分 印刷印刷用画面を開く
- ^ 「IT官民連合、5年目の果実 アジアの基幹システム、続々受注」 日経コンピュータ
- ^ 平成 24 年度海外セミナー事業に関する報告書 国際情報化協力センター
- ^ ２０１２年度事業報告書（２０１２年４月１日から２０１３年３月３１日まで）
- ^ 人事異動について NTTデータ
- ^ 人事、NTTデータ 日本経済新聞（2018/5/21 15:11）
- ^ 役員の業務分掌2020年5月15日株式会社NTTデータ
- ^ “役員の新体制について”. NTTデータ | Trusted Global Innovator. 2023年3月9日閲覧。
- ^ “役員の業務分掌について（株式会社NTTデータ）”. NTTデータ | Trusted Global Innovator. 2023年7月7日閲覧。