自動車の整備

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自動車の整備(じどうしゃのせいび)は、整備・点検を通じて、その安全と性能を保つことを目的とする。交通上の安全を守り、公害を引き起こさないための整備のことである。

概要[編集]

自動車は人間社会に密着しており、巨大な質量の塊が身近を高速で走行するものであるから、その機能を万全なものにしておくことは、交通にまつわる安全の大きな前提となる。自動車整備はこれに応えるものであり、整備を怠れば不調、故障、引いては大きな事故へとつながっていく。また、自動車の運転は肉体的・精神的な調子に左右されるものであるが、そもそも自動車自体の整備が万全でないと、運転者は常にその両面で不安にさらされることになり、安全性は大きく損なわれてしまう。十分に整備された自動車を操る醍醐味は、整備不良の車と比べ大きく優っており、快適性の面からも整備が推奨される[1]

自動車は様々な機械部品から成り立っていて、わずかでも使用すればそれに伴う劣化や摩耗により性能の低下が生じていく。これらが進めば、自動車の不調、故障、引いては大きな交通事故へと繋がるため、所有者には自身による点検、専門業者の力を借りた整備が求められている[2]

「自動車の整備技術は勘に頼る所が多い」とも言われるが、電子技術などが進歩した今日ではそれが通用する所は少なく、その整備は、自動車の原理を理解し、計測機器を用いた科学的調査を基本とし、加えて自動車に対する愛情と整備に対する心構えを持って行うことが必要である[3]

脚注[編集]

  1. ^ 『自動車整備の基礎〈1 基礎編〉』 p19
  2. ^ 日本では道路運送車両法に基く自動車点検基準で、自動車の整備基準や点検の義務が定められている
  3. ^ 『自動車整備の基礎〈1 基礎編〉』 p20

参考文献[編集]

  • 全日本交通安全協会 『わかる 身につく 交通教本』 2013年4月1日
  • 国土交通省 「自動車点検基準」 昭和二十六年八月十日運輸省令第七十号 最終改正:平成一九年三月一四日国土交通省令第一一号
  • 入戸野 健一, 吉沢 憲一, 渡辺 宣男, 松下 祐輔, 吉成 正雄 『自動車整備の基礎〈1 基礎編〉』 東京電機大学出版局 1990年9月20日 ISBN-13: 978-4501411602
  • 古川 修 『ダイナミック図解 自動車のしくみパーフェクト事典』 ナツメ社 2013年11月8日 ISBN-13: 978-4816355028
  • ポール・フレール 『はしる まがる とまる』 二玄社 2004年8月26日 ISBN-13: 978-4544040937

関連項目[編集]

外部リンク[編集]