滝里美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

滝 里美(たき さとみ、1964年5月9日[1] - )は、日本演歌歌手。本名は岡嶋 昌美(おかじま まさみ)[1]
元夫は同じく演歌歌手で、現在はラジオパーソナリティーとしても活躍中の門馬良

来歴[編集]

福岡県[2]朝倉郡夜須町(現・筑前町)の生まれ[1]

中学に入学した時から歌手が第一希望、看護師が第二希望で高校進学は考えていなかったという[1]。中学1年生の時に初めて、日本テレビの「スター誕生!」に応募、以後毎年スタ誕に応募していた[1]。中学卒業後看護学校に入学、看護学校を2年で卒業した後に准看護師となる。その間にもスタ誕には毎年挑戦していた[1]。20歳まで挑戦し、続けてそれでも駄目な時には歌手を諦めて看護師に専念し、自分の子供に歌手の夢を託そうと思っていたが[1]1983年、その「スター誕生!」で7週連続勝ち抜きのグランドチャンピオンになる[1]。中学1年の初出場の時から5年連続で石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』で挑戦し続けてきたが、自分にこの曲は合わないと思った事から、6回目で歌う曲を渡辺真知子の『迷い道』の変えたところ、これで本選まで進む事が出来たという[1]

歌手デビューが決まり、1983年8月18日に看護師を退職、同年8月25日に上京[1]。同年11月に「東京ジンタ」でデビューし、同時にアイドル歌手としても活躍した[3]。事務所はサンミュージックに所属していた。

1989年に発売された『いでゆ橋』が30万枚を売り上げるヒット曲になり、自身の代表曲にもなった。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

※ すべてテイチクレコードより発売。

発売日 品番 タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1983年11月 RE-615 A 東京ジンタ 中村泰士 馬飼野俊一
B おたがいさまよ 千代正行
1984年7月21日 RE-638 A ごめんなさいね 森浩美 中村泰士 馬飼野俊一
B フ・ラ・レ・たことがあるかしら 中村泰士
1985年2月 RE-663 A なんて夜だろう 美樹克彦 竜崎孝路
B チェリーの女 陳五郎 美樹克彦
1986年5月 RE-716 A 通り雨 武田賢 竜崎孝路
B さいはて岬 吉岡治 田尾将美
1987年3月21日 RE-755 A 男と女のラブゲーム 魚住勉 馬飼野康二 前田吟とデュエット。
B さよなら模様 中村泰士 千代正行
1987年12月16日 RE-814 A あなたの女で待ってます たかたかし 四方章人
B 夜の水中花
1988年11月21日 RE-869 A 今度逢ったらふってやる! 杉本眞人 神山純一
B よろめいて港町 窪田万梨 豊郷孝
1989年7月21日 RE-899

TEDA-10018

A いでゆ橋 石本美由起 岡千秋
B なみだ酒
1989年12月 RE-914 A ちいさな酒場 千家和也 徳久広司 前田俊明 徳久広司とデュエット。

片面は、西山ひと美の「ふたりの小樽」。

1991年3月21日 TEDA-10052 1 みれん橋 石本美由起 岡千秋 池多孝春
2 恋螢 助田ひさお 弦哲也
1992年3月18日 TEDA-10217 1 月見草 石本美由起 岡千秋 前田俊明
2 あなたのとなり
1993年2月21日 TEDA-10269 1 想い川 石本美由起 岡千秋 池多孝春
2 命かさねて
1994年2月23日 TEDA-10301 1 恋がたり 渡辺雨月 大谷明裕 若草恵
2 旅の宿 水木れいじ 岸本健介 山田年秋
1995年3月22日 TEDA-10333 1 あんたの女房 もず唱平 叶玄大 馬場良
2 浪速世話がたり

主な出演[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 近代映画 1984年3月号 p.128 - 129「滝里美 生い立ちストーリー」
  2. ^ 『現代日本人名録』中(日外アソシエーツ1987年11月)
  3. ^ 同期には松本明子森尾由美河上幸恵大沢逸美吹田明日香柳沢純子桑田靖子徳丸純子などがいる。

外部リンク[編集]