桃園捷運緑線

桃園捷運緑線
基本情報
通称	グリーンライン
現況	建設中
国	台湾
所在地	桃園市
種類	中運量
路線網	桃園捷運
起点	八徳駅
終点	横山駅・坑口駅
駅数	21駅（本線）
所有者	桃園市政府捷運工程局
運営者	桃園大衆捷運股份有限公司
路線構造	高架・地下
車両基地	北機廠・南機廠
路線諸元
路線距離	27.8km
軌間	1,435mm
複線区間	全線
電化区間	全線
電化方式	第三軌条方式直流750V
保安装置	CBTC(Communication Based Train Control System)
	テンプレートを表示

停車場・施設・接続路線

凡例

←機場線↓

G18 横山

G17 航空城三桃園航空城

G16 航空城二桃園国際空港

G15 航空城一

←桃園機場捷運(機場線)

G32 坑口

G31 菓林菓林坑線→

北機廠

G14 長興

台湾高速鉄道

G13a 蘆竹工業区

G13 南竹路

中山高速道路

G12 南崁転運站経国転運站（中国語版）

G11 展演中心

G10 大興西路

桃園捷運橘線→

G9 民光路

G8 永和市場

G7 桃園車站桃園捷運棕線→

←台鉄縦貫線→

G6 陽明公園

国道2号

G5 忠勇西街

G4 大湳

新北捷運三鶯線→

G3 麻園

G2 建国路

0.0

G1 八徳

GA01 大渓延伸線→

GE01

GA02 中壢延伸線↓

南機廠

GA03

GE02

GE03

GE04

GE05/A24 中壢体育園区

↓機場線

緑線（りょくせん、Green Line）は台湾桃園市で計画中の桃園捷運の捷運路線名の1つで、桃園航空城線・空港都市線とも言われており^[1]、下記の路線により構成されている。

航空城線（本線）：八徳駅 - 横山駅
菓林坑線（支線）：長興駅 - 坑口駅
大渓延伸線：八徳駅 - 大渓駅
中壢延伸線：八徳駅 - 中壢駅

概要[編集]

桃園市八徳区から市の中心地桃園区を経て市内を南北に縦断し、大園区に至る全長約27.8 km・21駅の路線で、地下区間が約12.5 km・10駅、高架区間が約15.3 km・11駅で構成される。開発計画が進んでいる桃園航空城の鉄道アクセスを担い、長興駅からの菓林坑支線（仮称）も含め、終端の坑口・横山両駅では桃園機場捷運と連絡する。第1期区間としてG04（大湳駅） - G14（長興駅）間の本線と、G31（菓林駅) - G32（坑口）間の菓林坑支線計17.2 km^[2]を先行着工し、第2期区間としてG1（八徳駅） - G4間（大湳駅）、G15（航空城一駅） - G18（横山駅）間を延伸する。また八徳から先も2路線の延伸が構想されている。総事業費は本線と菓林坑支線で約989億台湾ドルで、負担割合は市が約544億元、中央政府が約455億元。

路線データ[編集]

航空城線と菓林坑支線

建設：桃園市政府捷運工程局
運営：桃園捷運公司
路線距離（営業キロ）：27.8 km
軌間：1435mm
駅数：21駅（起終点駅を含む）
複線区間：全線（直流750V・第三軌条方式）
保安装置：CBTCによる無人運転
地下区間：麻園駅 - 南崁転運駅
車両：未定
車両基地：北機廠
他
- 中壢延伸線：約7.74km・7駅、南機廠^[3]
- 大渓延伸線：約4.3km・3駅^[4]

沿革[編集]

2011年

8月8日 - 路線計画および周辺開発計画のフィジビリティスタディ（以下F/S）が行政院経済建設委員会（国家発展委員会の前身）で承認される^[5]。

2013年
- 10月22日 - 当路線を雁行するzh:桃園航空城捷運線先導公車（桃園客運（中国語版）運行の市公車路線GR/GR2路）運行開始^[6]。
2014年
- 7月16日 - 行政院環境保護署で環境アセスメント通過^[7]。
2015年
2016年
- 3月21日 - 国家発展委員会で総事業費982.64億台湾ドルの路線総合計画案承認^[8]^[9] 。
- 4月20日 - 行政院で本線・菓林坑支線路線総合計画案を承認、事業化が正式決定^[10]。
2018年
- 6月26日、一括入札で台湾の中華工程公司（中国語版）（土木）、ドイツシーメンス（機電）、韓国現代ロテム（車両）の3者連合が優先交渉権を獲得^[11]。
- 8月15日 - 1期高架区間土建工程を大陸工程公司が落札、10月着工予定^[12]。
- 10月15日 - 1期高架区間着工^[13]。
2019年
- 6月3日 - 地下区間の土木工程GC02工区入札で中華工程、日本の大豊建設および奥村組3社連合が受注^[14]。
- 6月13日 - 地下区間の土木工程GC03工区入札で互助営造、大陸工程、日本の大林組3社連合が受注^[15]。
- 9月20日 - GC03工区起工^[16]。

将来[編集]

2024年 - 本線完工予定。

延伸計画[編集]

中壢延伸線

F/S審査は2019年8月30日に交通部が（終点が中壢体育園区に変更された）^[17]、国家発展委員会が同年12月24日に^[18]、行政院が2020年2月15日に承認した^[19]。

環境保護署は2022年10月26日、環境アセスメント初回審査を^[20]、本審査も12月14日に通過^[21]。

大渓延伸線

2019年12月29日に4.3km、3駅を設置する計画が始動^[4]。

車両[編集]

シーメンスとのコンソーシアムを組んだ現代ロテムが1編成2両の無人運転対応車両40編成80両を受注^[22]。

駅一覧[編集]

既存路線との接続駅を除き、駅名は全て仮称。

本線(航空城線)[編集]

駅番号	駅名			駅間キロ^[23]^[24]	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
駅番号	日本語	繁体字中国語	英語	駅間キロ^[23]^[24]	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
↑ ■大溪延伸線・中壢延伸線へ接続予定
G1	八徳駅	八德站	Bade	0.0	0.0	高架	■大渓延伸線 ■中壢延伸線	桃園市	八徳区
G2	建国路駅	建國路站	Jianguo Rd.	1.463	1.463	高架
G3	麻園駅	麻園站	Mayuan	1.328	2.791	地下
G4	大湳駅	大湳站	Da'nan	1.554	4.345		新北捷運：■三鶯線（計画中）
G5	忠勇西街駅（小大湳）	忠勇西街站（小大湳）	Zhongyong W. St. (Xiaoda'nan)	1.320	5.665
G6	陽明公園駅	陽明公園站	Yangming Park	1.518	7.183				桃園区
G7	桃園車站	桃園車站	Taoyuan Main Sta.	1.360	8.543		台湾鉄路管理局：縦貫線 ■棕線
G8	永和市場駅（景福宮）	永和市場站（景福宮）	Yong'he Market (Jingfu Temple)	0.985	9.528
G9	民光路駅（東埔）	民光路站（東埔）	Minguang Rd. (Dongpu)	0.863	10.391
G10	大興西路駅（南埔）	大興西路站（南埔）	Daxing W. Rd. Intersection (Nanpu)	1.112	11.503		■橘線
G11	展演中心駅	展演中心站	Taoyuan P. Arts Center(TPAC)	0.745	12.248
G12	南崁転運駅	南崁轉運站	Nankan Bus Station	「1.319」	13.325
G13	南竹路駅（河底）	南竹路站（河底）	Nanzhu Rd. (He'di)	「1.642」	15.311	高架			蘆竹区
G13a	蘆竹工業区駅	蘆竹工業區站	Luzhu Ind. Park	「1.349」
G14	長興駅（水尾）	長興站（水尾）	Changxing (Shuiwei)	「2.139」	18.579		■菓林坑支線
G15	航空城一駅（三塊石）	航空城一站（三塊石）	Taoyuan Aerotropolis 1st (Sankuaishi)	1.424	20.003				大園区
G16	航空城二駅（大海）	航空城二站（大海）	Taoyuan Aerotropolis 2nd (Dahai)	1.296	21.299
G17	航空城三駅（埔心）	航空城三站（埔心）	Taoyuan Aerotropolis 3rd (Puxin)	1.305	22.604
G18	横山駅	橫山站	Hengshan	4.251	26.855		■機場線

菓林坑支線[編集]

駅番号	駅名			駅間キロ	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
駅番号	日本語	繁体字中国語	英語	駅間キロ	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
↑ ■本線（航空城線）直通予定
G14	長興駅（水尾）	長興站（水尾）	Changxing (Shuiwei)	0.0	0.0	高架	■本線（航空城線）	桃園市	八徳区
G31	菓林駅	菓林站	Guolin	1.826	1.826				大園区
G32	坑口駅	坑口站	Kengkou	1.170	2.996		■機場線		大園区

大渓延伸線[編集]

接続駅を除き、駅名は仮称。

駅番号	駅名			駅間キロ	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
駅番号	日本語	繁体字中国語	英語	駅間キロ	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
↑ ■本線（航空城線）接続予定
G1	八徳駅	八德站	Bade	0.0	0.0	高架	■ 本線（航空城線） ■ 中壢延伸線	桃園市	八徳区
GA-01									大渓区
GA-02
GA-03	大渓駅 (埔頂)		Daxi (Puding)

中壢延伸線[編集]

駅番号	駅名			駅間キロ	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
駅番号	日本語	繁体字中国語	英語	駅間キロ	累計キロ	駅構造	接続路線・備考	所在地
↑ ■本線（航空城線）接続予定
G1	八徳駅	八德站	Bade	0.0	0.0	高架	■ 本線（航空城線） ■ 大溪延伸線	桃園市	八徳区
GE01						高架			八徳区
GE02						地下			中壢区
GE03
GE04
GE05	中壢体育園区駅	中壢體育園區站	Zhongli Sports Park				■ 機場線

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ （繁体字中国語）“捷運綠線-路網介紹”. 桃園市政府交通局. 2016年4月24日閲覧。
^ （繁体字中国語）“航空城捷運線 14座車站優先興建”
^ （繁体字中国語）“捷運綠線G01站延伸至中壢火車站”. 自立晩報. (2017年2月22日)
^ ^a ^b 張弘昌 (2019年12月19日). “捷運綠線延伸大溪全線高架”. 聯合報. 2019年12月20日閲覧。
^ “经建会通过桃园航空城捷运线案”. 中央通訊社 (新浪新聞). (2011年8月8日)
^ “培養捷運綠線運量　桃園航空城捷運線先導公車通車營運”. NOW新聞. (2013年10月22日). オリジナルの2013年10月28日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/Xj978
^ “桃園メトロ・空港都市線早ければ2019年にも完成か／台湾”. フォーカス台湾. (2014年7月17日). オリジナルの2014年7月18日時点におけるアーカイブ。
^ “〈北部〉綠線捷運審議通過地方一片叫好”. 自由時報. (2016年3月22日)
^ “台湾・桃園で新たな鉄道整備計画進む工期8年以内で部分開通目指す”. フォーカス台湾. (2016年3月22日). オリジナルの2016年3月25日時点におけるアーカイブ。
^ 陳宥廷 (2016年4月24日). “桃園都會區大眾捷運系統航空城捷運線(綠線)計畫獲行政院核定”. 自由時報 2016年4月23日閲覧。
^ “桃園市政府與德商西門子團隊合作，打造綠線捷運”. 桃園市政府捷運工程局. (2018年6月25日)
^ “桃捷綠線GC01標工程大陸得標”. 中国時報. (2018年8月16日)
^ “桃園市内4区結ぶメトロが起工 25年開業目指す／台湾”. フォーカス台湾. (2018年10月17日)
^ “桃捷綠線GC02標地下段土建統包工程中華工程聯合團隊獲選”. 桃園電子報. (2019年6月5日). https://tyenews.com/2019/06/18577/
^ “〈北部〉《桃園》綠捷主線土建全發包地下段2026年完工”. 自由時報. (2019年6月14日)
^ “捷運綠線暨鐵路地下化開工桃園三心六線願景”. 大紀元 (2019年9月20日). 2019年9月21日閲覧。
^ “《桃園》捷運綠線延伸中壢可行性研究交部通過”. 自由時報 (2019年8月31日). 2019年8月31日閲覧。
^ “桃園捷運綠線延伸中壢可研國發會通過”. 中国時報 (2019年12月24日). 2019年12月25日閲覧。
^ “桃園捷運綠線延伸中壢段可行性研究通過”. 自由時報. (2020年2月16日)
^ “連結八德及中壢桃捷綠線延伸案過環評初審”. 中国時報. (2022年10月26日)
^ “桃捷綠線延伸中壢環評大會今順利通過”. 自由時報. (2022年12月14日)
^ （英語）“Hyundai Rotem wins Taoyuan metro order”. メトロ・レポート・インターナショナル（英語版）. (2018年6月26日)
^ （繁体字中国語）臺北市政府捷運工程局 (August 2011). 桃園都會區大眾捷運系統綠線(航空城捷運線)暨土地整合發展可行性研究(上冊) (PDF) (Report). 民用航空局桃園航空城核心計畫. pp. 頁5-36～5-39. {{cite report}}: 不明な引数|coauthor=は無視されます。（もしかして：|author=） (説明)
^ （繁体字中国語）桃園市政府 (October 2018). 南崁地區都市計畫（配合桃園都會區大眾捷運系統航空城捷運線【綠線】G12、G13、G13a 車站及相關設施設置）案計畫書 (PDF) (Report). 桃園市都市計畫地理資訊服務網. pp. 20–22.

外部リンク[編集]

（日本語）桃園捷運公司
（繁体字中国語）桃園市政府捷運工程局

この項目は、鉄道に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:鉄道/PJ鉄道）。

この項目は、台湾に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ:台湾 / P:アジア）。

[1] （繁体字中国語）“捷運綠線-路網介紹”. 桃園市政府交通局. 2016年4月24日閲覧。

[2] （繁体字中国語）“航空城捷運線 14座車站優先興建”

[3] （繁体字中国語）“捷運綠線G01站延伸至中壢火車站”. 自立晩報. (2017年2月22日)

[張弘昌-4] 張弘昌 (2019年12月19日). “捷運綠線延伸大溪全線高架”. 聯合報. 2019年12月20日閲覧。

[5] “经建会通过桃园航空城捷运线案”. 中央通訊社 (新浪新聞). (2011年8月8日)

[6] “培養捷運綠線運量　桃園航空城捷運線先導公車通車營運”. NOW新聞. (2013年10月22日). オリジナルの2013年10月28日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/Xj978

[7] “桃園メトロ・空港都市線早ければ2019年にも完成か／台湾”. フォーカス台湾. (2014年7月17日). オリジナルの2014年7月18日時点におけるアーカイブ。

[8] “〈北部〉綠線捷運審議通過地方一片叫好”. 自由時報. (2016年3月22日)

[9] “台湾・桃園で新たな鉄道整備計画進む工期8年以内で部分開通目指す”. フォーカス台湾. (2016年3月22日). オリジナルの2016年3月25日時点におけるアーカイブ。

[10] 陳宥廷 (2016年4月24日). “桃園都會區大眾捷運系統航空城捷運線(綠線)計畫獲行政院核定”. 自由時報 2016年4月23日閲覧。

[11] “桃園市政府與德商西門子團隊合作，打造綠線捷運”. 桃園市政府捷運工程局. (2018年6月25日)

[12] “桃捷綠線GC01標工程大陸得標”. 中国時報. (2018年8月16日)

[13] “桃園市内4区結ぶメトロが起工 25年開業目指す／台湾”. フォーカス台湾. (2018年10月17日)

[14] “桃捷綠線GC02標地下段土建統包工程中華工程聯合團隊獲選”. 桃園電子報. (2019年6月5日). https://tyenews.com/2019/06/18577/

[15] “〈北部〉《桃園》綠捷主線土建全發包地下段2026年完工”. 自由時報. (2019年6月14日)

[16] “捷運綠線暨鐵路地下化開工桃園三心六線願景”. 大紀元 (2019年9月20日). 2019年9月21日閲覧。

[17] “《桃園》捷運綠線延伸中壢可行性研究交部通過”. 自由時報 (2019年8月31日). 2019年8月31日閲覧。

[18] “桃園捷運綠線延伸中壢可研國發會通過”. 中国時報 (2019年12月24日). 2019年12月25日閲覧。

[19] “桃園捷運綠線延伸中壢段可行性研究通過”. 自由時報. (2020年2月16日)

[20] “連結八德及中壢桃捷綠線延伸案過環評初審”. 中国時報. (2022年10月26日)

[21] “桃捷綠線延伸中壢環評大會今順利通過”. 自由時報. (2022年12月14日)

[22] （英語）“Hyundai Rotem wins Taoyuan metro order”. メトロ・レポート・インターナショナル（英語版）. (2018年6月26日)

[航空局-23] （繁体字中国語）臺北市政府捷運工程局 (August 2011). 桃園都會區大眾捷運系統綠線(航空城捷運線)暨土地整合發展可行性研究(上冊) (PDF) (Report). 民用航空局桃園航空城核心計畫. pp. 頁5-36～5-39. {{cite report}}: 不明な引数|coauthor=は無視されます。（もしかして：|author=） (説明)

[變更-24] （繁体字中国語）桃園市政府 (October 2018). 南崁地區都市計畫（配合桃園都會區大眾捷運系統航空城捷運線【綠線】G12、G13、G13a 車站及相關設施設置）案計畫書 (PDF) (Report). 桃園市都市計畫地理資訊服務網. pp. 20–22.

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

[18]

[19]

[20]

[21]

[22]

[23]

[24]