抜け道

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抜け道(ぬけみち)とは、一般にあまり知られていない道路である。裏道(うらみち)、間道(かんどう)とも呼ばれる。

特に自動車交通に際しては、渋滞信号交差点を回避できる道を指す。

なお転用としては、複雑な手続きや時間を必要とする事態においての不備をつくような方法を行う行為(脱法行為)を指して抜け道を用いてという表現が用いられる場合がある。

概要[編集]

抜け道は、抜け穴のように他から隠されていたり気付かれていない、ないし見落とされているために進むことがそれ以外の道に比べ容易いものを指す。古くて遺棄された廃道古道、ないし旧態化して他により整備された新道バイパス道路ができたため利用されなくなった旧道のほか、地域住民の便に供するために網の目状に設置された生活道路がこれにあたる。

こういった道は往々にして主要道に比較し、幅員が狭かったり、カーブや曲がり角が多かったり、見通しが悪いなどの問題があり、加えて生活道の場合は歩行者や自転車の飛び出しに注意する必要がある。

これら抜け道をうまく利用すると移動に掛かる時間は短縮できるが、上に挙げたように交通事故を起こす要素も多く、通り抜けにはより高い注意力を要する。しかしながら中には通り抜ける緊張感が徐々に低下して不注意極まりない運転をする者もおり、亀岡市登校中児童ら交通事故死事件のように交通事故の発生を契機に社会問題に発展する危険性を含んでいる。このため、児童の安全のために、登校時間帯に通行規制をすることもある。

抜け道ドライバー[編集]

モータリゼーション発達途上で設計された幹線道路の多くは、21世紀に入ってその多くが時間帯によって飽和する問題を抱えている。この幹線道路の渋滞を避けるべく生活道路を抜け道として通過するドライバーの存在や、それらの運転マナーの悪さが社会問題となっている。

こういった問題の一端にはGPSを利用するなどしたカーナビゲーションシステムなど「初めての道でも迷わない」車載装備の発達もある訳だが、こういった抜け道を求めて生活道路に突入してくる者の多くが、ナビゲーション地図を過信、地図からは想定し難い飛び出しの予想される通学路路地裏も横断するため問題となりがちである。またこういったドライバーの多くが幹線道路の渋滞を避けたいと切実に願い、急いで目的地に到着するためにショートカットしていることから、徐行が妥当な見通しの悪い生活道でも速度超過する傾向が強い。

多くの場合、こういった抜け道を疾走したがるドライバーの乗る自動車を拒むことは困難である。

関連項目[編集]