情報アーキテクチャ

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情報アーキテクチャInformation Architecture)は、知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。 ウェブデザインの発展に伴い、従来のグラフィックデザイン(平面デザイン)に加え、編集・ビジュアルコミュニケーション・テクノロジーを融合したデザインが要求されるようになった。情報アーキテクチャはこれらの要素技術を組み合わせた、わかりやすさのためのデザインである。ウェブ技術の発達に伴いその重要性が認識されているが、情報アーキテクチャの考え方自体は、紙面デザインの頃から変わらない。

概要[編集]

情報アーキテクチャという用語は一般にWebサイト設計などのWeb開発で用いられるが、プログラミングおよび技術文書のような分野にもまた用いられる。

情報アーキテクチャという語は、情報管理および情報ツールの利用に関する専門的能力の集合体を表す。これは図書館学と強い関連がある。図書館学を扱う研究教育機関の多くは現在、情報アーキテクチャについての教育を行っている。 一方で、北海道公立はこだて未来大学では、ヒトと情報技術(ハード/ソフトウェア)の共存を掲げた情報アーキテクチャ学科を持つ。それを実現するための3つの異なるアプローチとして 「知能システム」「情報システム」「情報デザイン」の3コース制を採り、情報の創造から表現までを総合的に扱っている。 また、東京都産業技術大学院大学情報アーキテクチャ専攻のように、 「情報の組織化」よりもどちらかというと情報工学寄りの分野を扱う機関もある。

情報アーキテクチャはInformation Architectureの訳語であるが、この訳語としては「情報アーキテクチャ」「インフォメーションアーキテクチャ」など、いくつかの呼び名が乱立しているが、日本での情報アーキテクチャ業界では、分野としてのInformation Architectureを「情報アーキテクチャ」、設計者としてのInformation Architectを「インフォメーションアーキテクト」と呼ぶことが通例となっている。

情報アーキテクチャ”に関連した組織[編集]

情報アーキテクチャに関連した最大の組織は、米国を中心とした国際組織「Information Architecture Institute」(略称IA Institute)である。IA Instituteでは、情報アーキテクチャの普及活動、設計ツールの整備、教育・人材育成、ローカルコミュニティの統括、などを行っている。IA Instituteはかつての「アシロマ情報アーキテクチャ研究所(The Asilomar Institute for Information Architecture、略称:AIfIA)」が改称したものである。

日本国内では、「Information Architecture Association Japan」(略称IAAJ)がイベントやワークショップ開催などの活動を行っている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]