岡田三郎

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岡田 三郎(おかだ さぶろう、1890年2月4日 - 1954年4月12日)は北海道出身の小説家

北海道松前郡福山町の漁師の家に生まれる。画家を志望して太平洋画会研究所に入るが兵役後に文学志望へ転じ、徳田秋声に師事。早稲田大学英文科在学中に『涯なき路』『影』を発表して文壇に登場。1919年に大学を卒業すると博文館に入社し、『文章世界』編集部に入る。のちパリに遊学。彫りの深い美貌で知られ、当時フランス女性に日本人で本当に人気があったのは東郷青児と岡田三郎だけだと謳われた。

日本に帰国してからは短篇形式コントを紹介すると共に長篇小説『巴里』を発表。1937年、妻子を捨てて銀座のカフェで働く19歳の女給と名古屋に出奔し、スキャンダルとなる。この駆落ち体験を題材に『秋』『玩具の勲章』『冬』『冬去りなば』などの作品を発表。

前妻と別れてその女給と再婚したが結核で先立たれた上、敗戦後は時流から見捨てられた作家となった。やがて自らも病に倒れ、三児を遺して肺結核で窮死した。

弟の牧屋善三(本名、岡田五郎)も小説家。