太陽を抱く月

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太陽を抱く月
各種表記
ハングル 해를 품은달
漢字 -
発音 ヘルル プムン タル
英題 The Moon That Embraces the Sun
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太陽を抱く月』(たいようをいだくつき、해를 품은 달、ヘルル プムン タル)は、2012年から韓国MBCにて、全20話で放送された李氏朝鮮の架空の時代を舞台にしたテレビドラマである。日本では2013年1月20日から6月23日までNHK BSプレミアム(毎週日曜21:00 - 22:00)にて放送。

あらすじ[編集]

朝鮮王朝の世子・イ・フォンと世子嬪・ホ・ヨヌは、運命に導かれるように恋に落ちるが、朝廷の権力争いの陰謀によって、婚礼を目前にヨヌは原因不明の病気にかかり死んでしまう。 8年後、フォンは王に即位するが、彼はヨヌを忘れられず心を閉ざしていた。しかし、死んだはずのヨヌは、過去の記憶を失い、巫女・ウォルとしてフォンの前に現れる。

登場人物[編集]

イ・フォン(李暄)
演:キム・スヒョン / 子役:ヨ・ジング韓国語版 / 日本語吹替版:新垣樽助[1]
本作の主人公。世子。成祖と王妃(後に大妃)の息子でミナ王女の実兄。宮殿の外に出ようとした際に、ヨヌと出会い恋に落ちる。その後、ヨヌを世子嬪として迎えるが謀略によって彼女を失い心に深い傷を負った。八年後に王に即位しポギョンを王妃とするが、死んだヨヌへの思いからポギョンを拒み続けていた。ある夜、山でヨヌに似た巫女と出会い、ウォル(月)という名前をつける。もう会うことはないと心を決め、ヨヌへの思いを断とうとしたが偶然にも宮殿で再会し、次第に彼女に惹かれてゆく。短気で少しわがままだが、強い意志と度胸を持っている。
ホ・ヨヌ(許煙雨) / ウォル(月)
演:ハン・ガイン / 子役:キム・ユジョン韓国語版 / 日本語吹替版:沢城みゆき
本作のヒロイン。フォンの初恋相手。ホ・ヨンジェの娘でヨムの妹。蝶を追いかけていた際にフォンと出会い、彼を泥棒だと勘違いする。フォンが世子と知ってから不敬罪を恐れて彼を避けるが逆に好意をいだかれ、紆余曲折のすえ世子嬪となる。しかし、ポギョンを世子嬪に据えたい大妃(後に大王大妃)の意に反するため死の呪いをかけられた。ノギョンの策により復活するが記憶を失い、巫女・ウォルとして成長する。ノギョンが大妃からの呼び出しを拒んだために人質として誘拐され、「人間札」として王宮殿に入りフォンの心の傷を癒していく。心優しく聡明な女性で、書物を読むのが好き。
陽明君(ヤンミョングン)
演:チョン・イル / 子役:イ・ミノ韓国語版 / 日本語吹替版:小松史法
成祖と禧嬪パク氏の息子[2]でフォンとミナの異母兄。フォンとは仲が良く互いに大切に思っていたが、政争の火種になることを憂慮した成祖には厳しい目を向けられていた。ヨムやジェウンとは竹馬の友であり、ヨヌには恋心をいだいていたが彼女が亡くなるまで素直に想いを伝えられず後悔していた。フォンと同じようにウォルに惹かれ、彼女を巡ってフォンと対立する。都では「遊び人」と噂されており、酒を飲んだり旅に出たりするなど自由奔放だが、正義感が強く思慮深い。
ユン・ボギョン(尹宝鏡)
演:キム・ミンソ / 子役:キム・ソヒョン韓国語版 / 日本語吹替版:渋谷はるか
ユン・デヒョンの娘。ヨヌと共にミナ王女の学友に選ばれる。ヨヌが謀略で殺されると知りながら口を閉ざし、大妃の推薦で世子嬪、のちに王妃となる。しかし、フォンが自分を拒むことへの焦りやウォルへの嫉妬、さらには父から裏切られるのではないかという恐怖心から徐々に心の均衡を崩し、自尊心を忘れて泣き叫ぶようになる。父が謀反を起こすと知った際、廃妃になるのを恐れて中宮殿から抜け出し自決した。気位が高く思い込みの激しい女性だが、一途にフォンを想っていた。
ソル(雪)
演:ユン・スンア / 子役:ソ・ジヒ韓国語版 / 日本語吹替版:小松由佳
ホ家の使用人。『ソル(雪)』はヨムがつけてくれた名前である。身分は奴婢だがヨヌは大切な友人として接し、彼女もそんなヨヌを慕っている。記憶を失ったヨヌを守るために憧れだった剣術を身につけ、男装して護衛をつとめる。
ホ・ヨム(許炎)
演:ソン・ジェヒ韓国語版 / 子役:イム・シワン韓国語版 / 日本語吹替版:佐藤拓也
ヨヌの兄。弱冠17歳で科挙の文科に首席合格し、フォンの講師に選ばれる。最初のフォンとの出会いこそ嫌われていたが、すぐに師匠と慕われる。成祖にはフォンの片腕となることを嘱望されていた。陰謀でミナ王女の婿となり官職に就けなくなるが王女を心から愛している。
ミナ(旼花)王女
演:ナム・ボラ韓国語版 / 子役:チン・ジヒ韓国語版 / 日本語吹替版:小林由美子
成祖と王妃の娘で、フォンの実妹。ヨムの美しさと聡明さに惹かれ、成祖に結婚したいと懇願するが一蹴される。しかし、その幼い恋心を大妃に利用され、知らぬうちにヨヌ殺害の片棒を担ぐことになる。
キム・ジェウン(ウン〈雲〉)
演:ソン・ジェリム韓国語版 / 子役:イ・ウォングン(이원근) / 日本語吹替版:保村真
陽明君とヨムの親友。ヨムとともに科挙の武科に首席合格し、のちにフォンの護衛官として仕える。フォンに忠実に従うが、時として陽明君との間で揺れる。口数が少なく冷静沈着な武芸の達人。
大妃(テビ)ユン氏
演:キム・ヨンエ韓国語版 / 日本語吹替版:弥永和子
フォンの祖母で成祖の母。王座と一族の地位を磐石にするために王族のウィソン君やヨヌの殺害を命じた張本人。成祖の死後は大王大妃(テワンテビ)となりフォンと対立する。のちに甥であるデヒョンに裏切られ暗殺される。 
ユン・デヒョン
演:キム・ウンス韓国語版 / 日本語吹替版:磯部勉
ポギョンの父。大妃ユン氏の甥で、大妃の指示のもとさまざまな謀略を実行し、外戚勢力の拡大をもくろむ[3]。領議政(ヨンウィジョン、宮廷の最高官職)。
チャン・ノギョン
演:チョン・ミソン韓国語版 / 日本語吹替版:岡寛恵
星宿庁(ソンスチョン)の国巫(クンム)、都巫女(トムニョ)。朝鮮最高の霊力を持つ巫女。親友の巫女アリからヨヌを守ることを託される。大妃の圧力を受けヨヌに死の呪いをかける一方で、アリの願いを受けヨヌの死を偽装し助け匿う。
成祖(ソンジョ)
演:アン・ネサン / 日本語吹替版:山路和弘
朝鮮王朝の王。フォンと陽明君・ミナ王女の父。ヨヌ殺害に加担した王女を守るために調査を中止し、その秘密をかかえたまま亡くなった。
ホ・ヨンジェ(許瑛渽)[4]
演:ソヌ・ジェドク / 日本語吹替版:加藤亮夫
ヨヌの父。成祖の信頼厚い重臣。弘文館大提学。原因不明の病に苦しむヨヌを助けるためにノギョンから受け取った薬を飲ませ死なせたことを苦に自害。
シン氏
演:ヤン・ミギョン / 日本語吹替版:篠原恵美
ヨヌの母。貞敬夫人(チョンギョンプイン)。外命婦(ウェミョンブ、宮中外の女性)の最高地位。ヨヌを妊娠中にノギョンの親友の巫女アリを助けた。
チャンシル
演:ペ・ヌリ / 子役:チョ・ミンア / 日本語吹替版:久野美咲
天性の霊力を持つ巫女。幼い頃、詐欺を働かされていた時に陽明君に助けられたことがある。
ヒョンソン
演:チョン・ウンピョ / 日本語吹替版:田村勝彦
フォン付きの内官。世子時代からフォンが心許せる数少ない存在。

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 日本語吹替版の出演者はNHKで放送された際のクレジットによる。ただし、一部の登場人物の配役がクレジットされていない放送回もある。
  2. ^ 『太陽を抱く月』、94頁。
  3. ^ 『太陽を抱く月』、97頁。
  4. ^ 第15回に登場した墓碑に「弘文館大提學文翼公 陽川許公瑛渽之墓」と記されている。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

NHK BS-プレミアム 韓国ドラマシリーズ
前番組 番組名 次番組
王女の男
(2012.7.8 - 2012.12.30)
※総集編を含む
太陽を抱く月
(2013.1.20 - 2013.6.23)
※総集編を含む
馬医
(2013.7.7 - 2014.6.29)
NHK総合 日曜23時台枠
ダウントン・アビー
華麗なる英国貴族の館

(第1シーズン)
(2014.5.11 - 2014.6.22)
※英国歴史ドラマ
太陽を抱く月
(2014.7.13 - 2014.11.23)
ダウントン・アビー
華麗なる英国貴族の館
(第2シーズン)
(2014.11.30 - )