天上碑

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天上碑(新・天上碑)
ゲーム開発: HI-WIN→GameOn Studio
運営会社: 株式会社ゲームオン
ジャンル: MMORPG
ゲームモード: 多人数型
年齢制限: 全年齢
対応機種: Windows98,2000,Me,XP
動作環境: 必要(推奨)スペック CPUPentium_II500Mhz(Pentium_III800Mhz), メモリ256MB(512MB), グラフィックカード3D対応 VRAM16M以上(3D対応 VRAM64M以上), HDD 3GB(3GB), DirectX-8.1(8.1以上)
メディア: ダウンロード
入力装置: キーボードマウス

天上碑、新・天上碑-(てんじょうひ、しんてんじょうひ)は、韓国HI-WIN社が開発した、中国武侠の世界を舞台としたMMORPG(Massive Multiple Online Role Playing Game)。日本では株式会社ゲームオンによって運営されている。簡単なインターフェイスと、充実したチャット機能が特徴。独自の成長システムである RTGシステム(Real Time Growth System)により、すべての能力値はレベルアップ時ではなく、リアルタイムで上昇するようになっている。敵モンスターとの戦闘行為(殴る、殴られる、避ける、避けられるなど)などすべてが能力値上昇に意味を持つ。

2011年2月に知的財産権がHI-WIN社からゲームオンの子会社であるGameOn Studio へ移管。これにより開発もGameOn Studioが行うことになった。

概要[編集]

新・天上碑の日本における運営は2002年10月からであり、比較的古い部類に入るMMORPGである。正式サービス開始の2003年3月では株式会社ゲームオンが運営する唯一のサービスであり、比較的積極的なイベント開催や、ゲームマスターの介入があったが、ゲームオンが運営するオンラインゲーム数を増やしていくにつれて、そういった面でのサービスの充実は見られなくなってきている。

その後一時期はプレイヤー人口が減り、過疎化が進んでいると言われる状況が続いていたが、2006年9月に基本プレイ料金が無料化されてからは新規参入者が増加しているようである。

  • 1次βテスト:2002年10月1日開始
  • 2次βテスト(オープンベータ):2002年11月4日開始
  • 正式稼動(有料化):2003年3月14日から
  • 新・天上碑として運営開始:2003年10月1日から
  • 基本プレイ料金の無料化:2006年9月4日から
  • アイテム課金サービスの開始:2006年10月11日から

プロローグ[編集]

江湖に伝説あり。

天に上る者、天下を得るがごとく、天上碑に上るもの、天を得るという。

小雨降る夜明け前の北亡山 (ほくぼうさん)。 命をかけ脱出せんとする者たち。 二人の男、そして3つになったばかりの幼い子供。

正体不明の覆面の者達によって、滅ぼされた第一勢家。 その最後の生き残りを守ろうと、彼の守護者、日周と小龍は、かつての主君の幼子を抱いて身を潜めた。 冷えきった道の上で赤い鮮血を吹き散らしながら倒れゆく日周…。

それから15年の歳月が過ぎた。 孤独の身となりながら、洛陽城の王大侠の手によって育てられ、たくましく成長をとげた、かつての幼子は、武の世界に足を踏み入れることとなる。 その大きな波乱を想像できないまま…。

天上碑

伝説に向かって、その第一歩を踏み出していく。

料金体系[編集]

2003年3月14日の正式サービス開始からは月額課金を行っていたが、2006年9月4日からは基本的プレイ料金が無料となっており、2006年10月11日からアイテム課金制へと移行している。

稼動サーバ[編集]

  • 風雲録
  • 武林独歩
  • 天下夢双
  • まほろば
  • 鳳凰飛翔 (PK禁止サーバ)

キャラクター[編集]

属性[編集]

新・天上碑においてプレイヤーが操作するキャラクターには、「正派」と「邪派」と呼ばれる属性がある。正派はキャラクター名の背景が青、邪派はピンクで表示されることで区別される。 正派、邪派の選択によってステータスの成長や能力値に違いはないが、正派、邪派は互いに違う武技を習得し、属性の違う派閥に加入したり、属性の違うキャラクター同士が結婚することは基本的にはできない。(天上奇經(奇人)は正邪を問わず結婚・派閥への入門が可能)。

性別[編集]

キャラクターの性別によってステータスの成長や能力値の違いはない。 男女のキャラクターは結婚することができ、結婚によって武技を習得することができる。正派は正派同士、邪派は邪派同士で結婚可能(天上奇經(奇人)は正邪を問わず結婚できる)。

職業[編集]

新・天上碑には、剣、刀、槍、爪という 4つの職業があるが、職業は洛陽の道場にいる師範に話しかけることでいつでも転職することができる。 他のオンラインゲームとは違い、職業によってステータスの成長や能力値が変化することは一切無いが、爪>刀>槍>剣>爪という職業相性がある。

  • 剣: 爪に 0 - 20%ダメージ増
  • 爪: 刀に 0 - 20%ダメージ増
  • 刀: 槍に 0 - 20%ダメージ増
  • 槍: 剣に 0 - 20%ダメージ増

この相性は、PvP時(Player vs Player)に適用されるが、相性が戦闘時に必ずしも有利に働くというわけではなく、キャラクターの変身段位によって変化が生じる。

段 位 1 段 2 段 3 段 4 段 5 段 換骨奪胎者 天上奇經(護)
被ダメージ 基本値
20%増加
1%減少
19%増加
3%減少
17%増加
6%減少
14%増加
10%減少
10%増加
15%減少
5%増加
20%減少
0%増加
  • 天上奇經 (覇・巧) は換骨奪胎者と同じ
  • 「職業相性牌」を装備することにより対人戦闘ダメージを軽減することができる。

段位とキャラクター外観の変化[編集]

1段~5段まで[編集]

キャラクターはある一定のクエストをこなすことで、外観が変化していく。5段目の変化までは、見た目の変化以外に能力の変化はない。 昇段するときに、装備していた武器の命中度補正が±3追加されるため、この権利を売るために本職以外の職業の熟練度を成長させたりするプレイヤーも多い。

換骨奪胎[編集]

通称6段と呼ばれる。それまでの昇段とは違い外観が大きく変化するほか、条件も多くクエストの内容も複雑になっている。換骨奪胎に成功すると、準奇縁武器の取得や、専用武技の習得などが報奨として与えられるだけでなく、敏捷性を除くすべてのステータスが初期段階に近いほどに戻されるのが特徴。ただしそこからの再成長が非常に早くなるため、奇人・仙人を目指していくためには必ず通過しなければならない。

天上奇經(奇人)[編集]

さらに長く厳しいクエストをクリアすることで到達できる段位。次の仙人が実装されるまでは最高段位であった。外観の変化のほか、専用武技を習得できる。 天上奇經には、護・覇・巧・幻の4種類があるが、変身当初は全員が護である。この4種類は、それぞれ外観が異なるほか、クリティカルが発生しやすかったり、職業相性を無効化できたりと特徴がある。アイテム課金サービスを利用して他の天上奇經への変身をすることも可能である。

仙人[編集]

2006年10月14日のアップデートによって導入された現在の最高段位。さらに外観が変化し、専用武技・専用武器などが用意されている。 仙人になるためには専用に用意された10段階の新しいストーリークエストを全制覇することが必要。また、天上奇經でなければ仙人には挑戦できない。

ステータスとRTGシステム[編集]

キャラクターは戦闘時に発生する行為(殴る、殴られる、避ける、避けられるなど)の回数に応じて成長するという、RTGシステム(Real Time Growth System)が採用されている。レベルアップ時にポイントを振り分けるようなものではないため、ステータス成長のために、あるモンスターを延々とダメージ1で叩き続ける「放置」と呼ばれる育て方などが通常に行われる点に特徴がある。また、こうした放置行為によってキャラクターが成長するため、他人のキャラクターのレベル(名声)だけでは、実際の強さを測ることはできない(大体の予想はできるが)。また、このシステムにより、武器の命中率や、アクセサリの特殊効果である回避率等で成長過程が変わるため、命中率や回避率の値が高いもの(または低いもの)は非常に貴重とされる。さらに、修錬付与値と呼ばれる、ステータス成長に影響を及ぼす数値0~5が存在し、服(上下)の修錬付与値は攻撃耐性・具足の修錬付与値は熟練度・靴の修錬付与値は敏捷性に、それぞれ影響がある。

名声[編集]

他ゲームで言うところのいわゆる「レベル」にあたる。敵モンスターを倒して得た経験値により上昇する。名声が上がるにつれ体力の最大値も上昇する。攻撃されても死ににくくなるという点や、クエストの発生条件に名声値がある程度以上になっていることというものが多いため、非常に重要なステータス。また、派閥の当主の名声は、募集できる派閥の構成員の総数に影響する(当主の名声の1/10)。

[編集]

敵を攻撃し、命中させることで上昇する。力は攻撃力に直結しており、また力が1上がると、所持できる総重量が10上昇する。

攻撃耐性[編集]

敵モンスターから攻撃を受けることで上昇し、防御力に影響する。また、攻撃耐性が1上昇することで、体力1が増加する。

敏捷性[編集]

敵モンスターの攻撃を避けることで上昇し、敵モンスターを攻撃する回数に影響する。敏捷が高いほど追加攻撃の発生率が上昇する。追加攻撃(2連撃)は、敏捷/700の確率で発生。3連撃は、(敏捷-700)/700の確率で発生する。 2007年11月28日のアップデートにより敏捷の上限が2100まで引き上げられ、これにより4連撃が発生することになった。確率は、(敏捷-1400)/700となる。

熟練度[編集]

敵モンスターに対する攻撃を外したことで上昇する。武器を扱う熟練度を表し、それぞれの武器の熟練度は攻撃力に大きな影響を及ぼす。以前は、熟練度が上がることでキャラクターの見た目(段位)が変化していたため、熟練に特化して成長させるプレイスタイルが流行したが、2003年6月17日のアップデートによって、変身がクエストになってからは、そうした傾向はなくなっている。

クエスト[編集]

一般クエスト[編集]

新・天上碑では、βテストの頃から数多くのクエストを売りにしていたが、実際には一般のオンラインゲームから比べるとクエストの数は非常に少なかった。色々な武技を習得するためのクエストはいくつかあったが、ゲーム開始直後においてプレイヤーを指南していくようなクエストが欠けていたため、プレイヤーは始まったとたん何をしていいのか分からないという状況に陥ることが多かったようである。幸いなことにチャット機能が優れていたため、プレイヤー同士で教えあって進めていくことができたものと思われるが、後に「初心者クエスト」が追加された。

ストーリークエスト[編集]

3幕10章の「ストーリークエスト」もβテストの頃から宣伝材料にされていたが、最後の10章までが揃ったのはかなり後になってからであった。4章目がすでに換骨奪胎というハードルの高すぎるクエストであったり、途中の章が非常に短く簡単で、数合わせだけではないかと批判されたりもしたが、10章までをクリアすると、キャラクターの出生の秘密を知ることができ、天上奇經の段位に到達することができる。また、仙人の実装に伴い新たに10章のストーリークエストが追加されている。

名声別クエスト[編集]

宣伝とは裏腹に批判されたクエストの少なさを補うために実装されたと思われる。名声80から、現在は1700まである程度の名声を上昇させることで挑戦することができるようになる。大体が特定のモンスターを一定数倒すか、ドロップされるアイテムを一定数集めるという簡単な内容。何度も反復できるものも多い。

派閥[編集]

新・天上碑における「派閥」は、プレイヤー同士が集まって作ることができる集団で、他のMMORPGなどで血盟、ギルドなどと呼ばれているものとほぼ同義。プレイヤーのキャラクターと同じく、「正派」と「邪派」があり、自分の属性と異なる派閥へは入門することができない(天上奇經(奇人)より上の段位であれば正邪を問わずどちらの派閥にも加入でき、また奇人より上の段位が当主を務める派閥には、正邪どちらの属性のキャラクターも加入できる)。

派閥の最大の特徴としては、他の派閥に宣戦布告することで行うことのできる派閥戦と、城(派閥本陣)システムを利用するための攻城戦がある。どちらも派閥に加入していなければ参加できない。 また派閥の構成員同士は、どのマップにいても会話をすることができ、構成員以外には聞くことのできない専用の派閥チャットを利用することができる。

派閥は、当主(1名)、副当主(最大2名)、幹部(最大8名)の役職者を設けることができる。それ以外の参加者はすべて構成員という名称になる。 派閥に加入するためには、名声11以上が必要。また、派閥に加入できる構成員の最大数は、当主の名声の1/10となる。例えば当主の名声が500であれば最大50人まで、名声が800であれば最大80人までが加入できる。

外部リンク[編集]