医療保護入院

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医療保護入院(いりょうほごにゅういん)とは、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律33条に定められている精神障害者の入院形態の1つ。

精神障害者で、医療及び保護のために入院を要すると精神保健指定医によって診断された場合、精神科病院の管理者は本人の同意がなくても、保護者(同第1項)または扶養義務者(同第2項、4週以内)の同意により、精神科病院に入院させることができる制度。精神科病院において、医療保護入院を実施しようとする場合には、精神保健指定医の資格をもつ医師の診察を受ける必要があり、前記の精神保健指定医の診断を経ないで、医療保護入院をさせることはできない。 (平成26年4月1日より保護者の同意要件は削除され家族等のうちのいずれかの者の同意に変更された)

精神症状の悪化など医療および保護のために隔離室への入室、身体拘束などの行動制限を行う場合には、緊急避難ならびに本人の同意がある場面を除いて、措置入院、医療保護入院、緊急措置入院応急入院、または任意入院退院制限などのいずれかの手続きがとられていなければ、本人の知事等に対する退院請求あるいは処遇改善請求により、行動制限が違法と判定される。

なお、開放病棟に医療保護入院の患者が入院することは違法ではない。 入院費は通常の保険により、自己負担も通常通りであり、生活保護には別に申請が必要である。

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