仮晶

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仮晶(かしょう、pseudomorph)または仮像(かぞう)[1]とは、鉱物結晶形が保たれたまま、中身が別の鉱物によって置き換わることで、本来はありえない外形をとる現象。

鉱物の外形が他の鉱物の仮晶である旨を表記する場合には、元の鉱物名に仮晶とつける。例えば、ある鉱物が黄鉄鉱を置き換えて、黄鉄鉱の結晶外形を持っているときは「黄鉄鉱仮晶」のように表現する。

仮晶となる原因としては、

  1. 多形の関係にある鉱物同士が温度圧力の変化などにより入れ替わる場合
  2. 鉱物が化学反応を起こして似た組成の鉱物となったり一部の成分が取り残された場合
  3. 鉱物が溶け去った後の空間を別の鉱物が埋める場合

などがある。

多形による仮晶[編集]

化学反応による仮晶[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会1984年ISBN 4-8181-8401-2

関連項目[編集]

参考文献[編集]