二酸化テルル
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二酸化テルル(にさんかテルル、Tellurium dioxide)はテルルの酸化物の1つで、化学式 TeO2 で表される化合物である。結晶は正方晶系に属する。二つの多形があり、一般的なものはα型である。分子量159.61、CAS登録番号は7446-7-3。単体は黄色の結晶。
天然にはテルル石(Tellurite)、β型のパラテルル石(Paratellurite、斜方晶系)として産出する。
音響光学材料や条件付きガラス形成剤として用いられる。すなわち、数モルパーセントの酸化物やハロゲン化物などの添加剤を加えることによりガラスを形成する。二酸化テルルガラスは高い屈折率を持ち、電磁スペクトルでは中赤外部まで優れた透過性を持つため光導波路の材料として興味が持たれている。また、二酸化テルルガラスはラマン散乱においてシリカの30倍までの散乱光強度を示すため、増幅作用を持つ光ファイバーの材料として有用とされる。
[編集] 性質
二酸化テルルはテルルを空気中で燃焼させると主生成物として得られる。水にはほとんど溶けないが、濃硫酸には完全に溶解する。強酸や強い酸化剤に対して不安定である。両性物質であるため、溶媒によって酸または塩基のどちらとしても振舞う。
[編集] 安全性
催奇性を持つ可能性が高いとされる。有害であり、摂取すると呼気がニンニクに似た悪臭(テルル呼気)を帯びるようになるが、これは二酸化テルルが代謝されることによってジメチルテルリドとなるからである。
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