ヴァーレ

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ヴァーレ
Vale S.A.
種類 公開会社
市場情報 IBOVESPA:VALE3/ VALE5/ NYSE: VALE/ Latibex: XVALP/XVALO/ SEHK: 6210/ SEHK: 6230
本社所在地 ブラジルの旗 ブラジル
リオデジャネイロ市
設立 1942年
業種 鉱業
事業内容 鉄鉱石の採掘、輸送業、エネルギー、鉄鋼業
従業員数 119,000人[1]
外部リンク www.vale.com/ http://www.vale.com/ www.vale.com
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ヴァーレ (CVRD, Companhia Vale do Rio Doce S.A.、NYSE: VALE) は、ブラジルの総合資源開発企業である。本社は、リオデジャネイロに所在している。ブラジルを代表する民間企業。かつてはリオドセと呼ばれていた。

主力商品は鉄鉱石であり、鉄鉱石[2]の生産・販売のシェアは35%で世界一である。ヴァーレとリオ・ティントBHPビリトンの鉄鉱石3大メジャーで、世界の鉄鉱石輸出の約80%を占める。鉄鉱石を除いて採掘しているものは、ニッケル(世界第2位[3] )、ボーキサイトマンガン炭酸カリウムなどである。

2001年の生産量を以下に述べる。鉄鉱石生産量は1億2200万トン。主要鉱山は、規模の順に北部のパラー州カラジャス、南部のミナスジェライス州イタビラ英語版サミトリポルトガル語: Samitri)である。この三つで同社の生産量の約90%を占める。ボーキサイトの生産量は1070万トン、マンガン170万トン、は1.6トンである。保有鉄鉱山における2001年時点の推定埋蔵量は39億9000万トン。

2001年の売上高は米ドル換算で、39億9000万ドル(純利益11億2000万ドル)。

鉄道・海運・発電も手がける。

歴史[編集]

国営企業の時代[編集]

ヴァーレを支えるカラジャス鉱山。ヴァーレは露天掘りで鉄鉱石の採掘に当たっている。

ヴァーレ・ド・リオドセ(以下対外的な商号変更が発表されるまで、リオドセと記す)が設立されたのは、1942年6月1日のことである。設立された場所は、ミナスジェライス州のイタビラ英語版であった。翌年には、ヴィトーリア・ミナス鉄道ポルトガル語版が開通している[4]。7年後には、リオドセは、ブラジルの鉄鉱石の輸出の80%を責任として嫁せられるようになった[4]

1966年には、エスピリトサント州ヴィトーリア近郊にトゥバラン港ポルトガル語版を開港させ、リオドセの重要な輸出港に発展した[4]

カラジャス鉱山の採掘が始まったのは1970年のことであり、1974年には、リオドセは世界最大の鉄鉱石輸出業者の地位に立つこととなった。その地位は現在も揺らいでいない[4]

リオドセが鉄鉱石以外の産品の算出の多様化を図ったのは、1982年のリオデジャネイロ州におけるアルミナの生産からである。リオドセの70年近い企業活動によって、活動範囲はブラジルの北東部、中西部、北部へと広がると同時に、算出される産品は多様化し、輸送網が整備された。

リオドセがカラジャス鉱山の生産を本格化させたのは、1985年に、カラジャス鉄道ポルトガル語版(EFC、Estrada de Ferro Carajás)が開通した以降であり、1986年には、カラジャス鉱山から産出される鉄鉱石を輸出する港として、マラニョン州マデイラ港英語版を開港させた。

民営化[編集]

1997年5月6日、リオドセは国営企業から一私企業に転換した。その決定に対して、一部の政治家からは反対の意見が上がった[5]

その後のリオドセは、BOVESPAに上場し、さらにはニューヨーク証券取引所にも外国預託証券という形式で上場を達成した。

年表[編集]

  • 1942年6月、リオドセ設立。戦争中のアメリカ、イギリスに鉄鉱石を供給する国営企業だった。
  • 1997年5月、ブラジル国内のナショナル製鉄 (CSN, Companhia Siderúgica Nacional) などの企業連合体が普通株の41.7%を取得し民営化
  • 2002年3月、普通株の国家保有分をすべて売却
  • 2006年10月カナダの鉱業大手、インコ社を180億ドルで買収
  • 2007年11月、対外的な呼称を「ヴァーレ」に改めると発表した。

輸送システム[編集]

鉄道[編集]

2000年から2006年にかけて、ヴァーレは傘下の鉄道に対して13億ドルを投資し、361両以上の機関車と約1万4,090両の貨車を購入した。機関車は原則として鉄鉱石輸送に使用されるが、一部の通常貨物の輸送にも使用される。[6][7][8][9][10]

一部の機関車は中古のものを更新したものであるが、55両以上は新車で、エレクトロ・モーティブ・ディーゼル(EMD)のSD70M形であった。1両あたり200万ドルである[11][12]

これらの投資の後、ヴァーレは合計800両以上もの機関車と3万5,000両以上の貨車 [13]を保有することになった。しかし、今後は鉄道車両への投資を減少させる方針である。[14]

ヴァーレ傘下の鉄道会社[編集]

ヴァーレは3つの鉄道会社を傘下に持つ。

Ferrovia Centro-Atlântica and Vitória a Minas railroads

脚注[編集]

  1. ^ SEC Info - Companhia Vale do Rio Doce - 20-F - For 12/31/06
  2. ^ SEC Info - BHP Billiton Ltd - 6-K - For 5/31/00
  3. ^ FT.com / Columnists / European View - Minority investors caught in the Russian crossfire
  4. ^ a b c d Vale: History
  5. ^ Iron Ore in 1997
  6. ^ Microsoft Word - 2601CapexI.doc
  7. ^ http://www.secinfo.com/svr4.v6Qc
  8. ^ http://www.secinfo.com/svr4.325q
  9. ^ http://www.secinfo.com/svr4.z6qr
  10. ^ http://www.secinfo.com/12atd.23vn
  11. ^ CVRD-controlled Carajas Railway received 12 new SD70M locomotives from Electro-Motive Diesel in December to handle growing traffic | International Railway Journal | Find Articles at BNET.com
  12. ^ EMD: JT2CWR
  13. ^ http://www.vale.com.br/files/2801investimentosi.pdf
  14. ^ [1]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]