ユーエスネイビーフラッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ユーエスネイビーフラッグ
デリック・スミスの勝負服
欧字表記 U S Navy Flag
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2015年2月6日(9歳)
War Front
Misty for Me
母の父 Galileo
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Misty for Me Syndicate
馬主 Derrick Smith & Susan Magnier
& Michael Tabor
調教師 Aidan Patrick O'Brienアイルランド
競走成績
生涯成績 19戦5勝
テンプレートを表示

ユーエスネイビーフラッグU S Navy Flag) は、アメリカ合衆国生産でアイルランド調教の競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2017年ミドルパークステークスデューハーストステークス2018年ジュライカップである。

戦績[編集]

2歳時(2017年)[編集]

5月1日ナース競馬場の一般戦でデビューしたが4着と惜敗。その後のレースでも3着、3着、14着と惨敗が続き、7月1日カラ競馬場の未勝利戦で5戦目にして初勝利を挙げる。この後、ジュライステークス2着、G1初挑戦となったフェニックスステークス4着を挟み、8月27日のラウンドタワーステークスでは後続に6馬身差をつけ圧勝する。9月30日のミドルパークステークスは6番人気であったがフリートレビューの追撃を半馬身差で振り切りG1初制覇を飾ると[1]、続くデューハーストステークスでは最内枠から好スタートを切って逃げると、最後はメンデルスゾーンに2馬身半差をつけ勝利、G1レース2連勝となった。11月にはアメリカに遠征しブリーダーズカップ・ジュヴェナイルに出走したが10着に終わったものの当年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されている。

3歳時(2018年)[編集]

4月14日のアイリッシュ2000ギニートライアルステークスで始動したが最下位の4着。続くプール・デッセ・デ・プーランでも5着に終わる。中1週で挑んだアイリッシュ2000ギニーでは2着と逃げ粘ったが[2]セントジェームズパレスステークスでは8着と勝ち切れないレースが続いた。7月14日のジュライカップではゴール前で豪快に抜け出してG1レース3勝目を飾った[3]

夏以降はオーストラリア遠征を敢行。しかし、ジ・エベレスト9着、マニカトステークス14着、スプリントクラシック13着と全く振るわず、この遠征をもって現役を引退した。

競走成績[編集]

種牡馬時代[編集]

2019年からアイルランドクールモアスタッド種牡馬入り。初年度の種付け料は2万5,000ユーロ(2018年11月時点のレートで約325万円)に設定された[4]

血統表[編集]

ユーエスネイビーフラッグ血統 (血統表の出典)
父系 ダンジグ系

War Front
2002
父の父
Danzig
1977
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
父の母
Starry Dreamer
1994
Rubiano Fappiano
Ruby Slippers
Lara's Star Forli
True Reality

Misty For Me
2008
Galileo
1998
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
母の母
Butterfly Gold
2001
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Mr P's Princess Mr Prospector
Anne Campbell
母系(F-No.) (FN:16-h)
5代内の近親交配 Mr. Prospector 4×5×5

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 2歳G1ミドルパークS、オブライエン勢の伏兵コンビがワンツーJRA-VAN、2017年10月1日公開 2018年9月2日閲覧
  2. ^ 伏兵ローマナイズドが愛2000ギニーで豪脚炸裂、1番人気イラーカムは直線半ばで失速JRA-VAN、2018年5月27日公開 2018年9月2日閲覧
  3. ^ ユーエスネイビーフラッグがG1ジュライCで復権、今後はジ・エベレスト参戦もJRA-VAN、2018年7月15日公開 2018年9月2日閲覧
  4. ^ 2019年クールモア牧場の種付料. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2018年11月21日付). 2018年12月25日閲覧

外部リンク[編集]