モノサク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モノサクとは、千葉県四街道市にある、JR東日本総武本線物井駅佐倉駅の間にある農地の俗称である[注釈 1]

概要[編集]

主に米を育てている農地になるが、一方鉄道撮影の人気スポットとして撮り鉄に知られている。撮影地の周囲の道は、農地と農地の間の細い道で周囲に飲食店はない。自動販売機もなく、水分補給はできない。訪問者の交流の場や、利便施設も整備されていない[1][2]

有名な撮影スポットになった理由としては、線形が緩いカーブで、周囲は田園地帯であるため列車を遮るものがないこと、これによって、編成が長い列車でも全景をフレームに収められること、またさらに、田んぼと列車のコントラストが美しいこと、総武本線は普通列車の他に貨物列車臨時列車特急列車が数多く走ることなどがあげられる[3][4]

撮影時の問題[編集]

撮影のために農道に駐車をする鉄道ファンもいることから、稀にJR東日本や警察の取り締まりも行われる。2024年3月には、鉄道ファンが線路内に立ち入り、特急しおさいを緊急停止させてしまっている。

アクセス・近隣[編集]

  • 物井駅から徒歩15分から20分程度通行の際は農耕車等に注意
  • 総武本線旧線跡
  • 物井ニュータウン

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 制式に基づく略号では「モイサク」になる。

出典[編集]

  1. ^ みんなの鉄道撮影地ガイド 、玄光社MOOK 、2022年、ISBN 978-4-7683-1588-0、70頁
  2. ^ 鉄道写真をはじめよう 、メイツ出版、2022年、ISBN 978-4-7804-2633-5、128-129頁
  3. ^ 総武本線 鉄道撮影地紹介
  4. ^ 物井~佐倉間の鉄道写真 鉄道写真ニュース