ミッキーズ・モンキー

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ミッキーズ・モンキー
ザ・ミラクルズシングル
初出アルバム『The Miracles Doin' Mickey's Monkey
B面 Whatever Makes You Happy
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 デトロイトヒッツヴィルUSA(1963年7月9日、10日)
ジャンル ソウル
時間
レーベル モータウン/タムラ
作詞・作曲 ホーランド=ドジャー=ホーランド
プロデュース ブライアン・ホーランド
ラモント・ドジャー
チャート最高順位
ザ・ミラクルズ シングル 年表
A Love She Can Count On
(1963年3月)
ミッキーズ・モンキー
(1963年7月)
I Gotta Dance to Keep from Crying
(1963年10月)
ミュージックビデオ
「Mickey's Monkey」 - YouTube
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ミッキーズ・モンキー」(Mickey's Monkey)は、ザ・ミラクルズ1963年に発表した楽曲。

概要[編集]

ラモント・ドジャーがモータウンのスタジオ(ヒッツヴィルUSA)でピアノをつま弾いているときだった。ボ・ディドリー風のビートを効かせたピアノのラインが近くにいたザ・ミラクルズのスモーキー・ロビンソンの耳をとらえた。ドジャーはそのまま弾きながら「ラン・デ・ラン・デ・ラーアイ」と口ずさんだ。ロビンソンはそれを元に曲を書いてくれないかとドジャーに頼み、ホーランド=ドジャー=ホーランドのチームによって本作品は書かれた[2]

「みんな用意はいいかい?」というロビンソンの掛け声があり、「ミッキーという名の男がよその町からやって来た/やつはこの新しいダンスをそこら中で広めているらしい/ほんの一日やそこらで/若い10代の連中はこのダンスのとりこになった」と歌われる。新しいダンスとはタイトルにあるとおり1960年代に大流行した「モンキーダンス」であり、「ミッキー」とは、「ダンシング・イン・ザ・ストリート」やマーヴィン・ゲイのヒット曲などを書いたウィリアム "ミッキー" スティーヴンソンを指していると言われている。

ライブ・パーティーの雰囲気を出すために、スプリームスのメアリー・ウィルソン、マーサ&ザ・ヴァンデラステンプテーションズマーヴェレッツのメンバー、ディスクジョッキーのジョッキー・ジャック・ギブソンらがスタジオに集められた。レコーディングは1963年7月9日、10日に行われ、同年7月26日にシングルとして発売された[1]

ビルボード・Hot 100で8位、R&Bチャートで3位を記録するなど大ヒットした。

1964年に発売されたコンピレーション・ライブ・アルバム『Recorded Live The Motortown Revue Vol. 2』にライブ・バージョンが収録されている[3]

1964年の自主映画Nothing But a Man』、1998年の映画『サイモン・バーチ』、2006年の映画『ボビー』などに使用された。

カバー・バージョン[編集]

脚注[編集]