マテガイ

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マテガイ
Solen strictus.jpg
マテガイ(千葉県市川市産))
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
亜綱 : 異歯亜綱 Heterodonta
階級なし : Euheterodontae
: incertae sedis
上科 : マテガイ上科 Solenoidea
: マテガイ科 Solenidae
: マテガイ属 Solen
: マテガイ S. strictus
学名
Solen strictus Gould1861
和名
マテガイ(馬刀貝)
英名
razor clam

マテガイ(馬刀貝、蟶貝、学名 Solen strictus、英: razor clam)は二枚貝綱マテガイ科の1種。

日本では、東北以南の波のおだやかな内海の砂浜に見られる。特に西日本で多く食用とされる。

形態[編集]

マテガイ上科に特徴的な細長い形の薄い殻を持ち、成貝は10cm程度になる。

砂を掘り、数十cm~1m程度の深さに住む。

漁業[編集]

マテガイは塩分濃度に敏感であり、急激な変化があると巣穴から飛び出す性質を利用した漁法が一般的である。

マテガイのいそうな砂地の表土を1cm程度掻くとマテガイの巣穴が見える。マテガイの他にも、カニ類やゴカイ類も砂浜に巣穴を作るが、やや菱形をした穴がマテガイの穴である。ここに塩を振り込んでしばらく待つと、マテガイが数cmほど飛び出してくるので、それをしっかりと押さえ、ゆっくりと抜き出す。急激に抜き出すと足が切れてしまうことがある。

長崎県五島列島において、マテ掘(マテガイ掘)の熟練者は、砂浜の表面をトンガ(唐鍬)でコツコツと叩くことでマテガイの巣穴を見分け、既に食したあとのマテガイの殻をスプーンとして巣穴に塩を入れ、さらにマテガイが飛び出す速度に合わせて抜き出すことで、素早く効率的に採取することができる。また、叩いた反応がマテガイ以外の貝類(例えばカガミガイ)であった場合は唐鍬で掻き出し、採取する。

食材[編集]

マテガイの白ワイン蒸し(スペイン料理

独特の形であるが、癖はない。バター焼きや塩茹で、煮付けなどにして食べることができる。

外部リンク[編集]