ボクはしたたか君

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

ボクはしたたか君』(ボクはしたたかくん)は、新沢基栄による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1988年50号から1990年18号まで連載されていた学園ギャグ漫画。連載開始からずっと人気を保ち続け、新キャラ登場で脂が乗ってきた矢先に、作者の持病である腰痛が再度悪化のため休載し、そのまま連載終了となった。

目次

[編集] 作品概要

  • 1作あたりのページ数は13ページ。主人公であるしたたか君を中心としたドタバタ活劇。
  • 登場人物が年を取り、進級を果たしている(連載開始時は3年3組だったが、連載終了直前では5年3組となっている)。
  • 本誌掲載時はカラー掲載が2回(パートカラー含む)。表紙掲載は3回。

[編集] ストーリー


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


舞台は都内にある如何彷(いかさま)町と主人公の通う大沢城(おおさわぎ)小学校で、超問題児、流石したたかの転入から物語は始まる。彼は筋金入りのトラブルメーカーで、彼の手にかかればどんな授業やイベントでも大騒ぎの原因となってしまい、大半はそんなしたたかの縦横無尽な活躍?を描いたドタバタ活劇である。そんな中で彼を諫める良識の持ち主であるしっかり者の双子の妹、流石あざやかや本人が勝手にライバル視している二枚目の本郷勇一、お転婆教師の水越けいこ先生などが混じって、時に騒ぎに巻き込まれたり、時にしたたかのボケに突っ込んだりして話が展開していく。また、作品の途中からしたたかの宿命のライバルを自称する佐々木コタローが登場することによって、一層話に広がりを見せていく。

[編集] 主な登場キャラクター

  • 「奇面組」と違い、登場人物の名前は「ダジャレ」を用いていない例が多い。
  • 変態(個性的な変人的な登場人物)の数が前作『ハイスクール!奇面組』と異なって主人公・したたかと佐々木コタローを含めて僅かで、他は一般人である。

[編集] 流石家及びその親戚

流石したたか(さすが したたか)
本作の主人公。大沢城小学校の児童で、生まれはガラパゴス諸島。『北斗の拳』のケンシロウのような厳つい風貌をしている反面、頭身は非常に小さい。その体格ゆえに特注の衣服や自転車を持っていたりするが、かなりの大食らいでもあり、野生の中で育ったため、バイタリティが高い。しかし、決して運動神経が優れているわけではなく、少年野球チームでは補欠扱いで泳げない。知能はかなり劣るが、悪知恵はとことん働く。また、物忘れも酷いが、これは流石家全体に言えることである。性格は大胆で粗野に見受けられるが繊細でプライドが高く、傷つけられると落ち込むこともしばしば。非常に根に持つ性格で、やられた相手には倍返しをしなければ気が済まない。しかしながら意外と家族思い。クラスメイトの本田原海に惚れているが彼女にその想いは気づかれていないものの、結構仲良くやっている。
流石あさはか(さすが あさはか)
初登場時に年齢40歳で、一家の主。冒険家で、世界の至る所を旅している。また、一家の生計を立てるためフリーライターとして旅行記を出版している。彼の著す旅行記は非常に子供っぽい文面が特徴だが、老若問わず幅広い人気を得ている。したたか達の母親とは大学時代に知り合い意気投合し結婚するも、連載開始の2年前にエジプトで死別している。生まれたばかりのしたたかをガラパゴス諸島に置き去りにしたことから、したたかとの関係は連載初期は険悪だった。冒険家だが、命知らずではなく自分の身に関してはかなり慎重である。また、作中ではチョモランマから戻ってから一度も旅に出ていない。
流石・母
下の名前は不明。作中には写真にのみ登場している流石あさはかの妻にしてしとやか、したたか、あざやか、おろそか、おちゃらかの母。夫と一緒に冒険家をしていたが、2年前にエジプトで亡くなっている。風貌はワイルドな美人、といったところ。あざやか曰く「好奇心旺盛な人」。ちなみにガラパゴス旅行をしているときに、したたかとあざやかを出産している。
流石しとやか(さすが しとやか)
一家の長女で、したたか、あざやか、おろそか、おちゃらかの姉。亡き母に代わって家事一切をこなす流石家の女房役。良識の持ち主でおっとりしている。名前、見た目からして清楚で性格も温厚だが、時折他の流石一家のペースに巻き込まれ暴走してしまう。また、見た目はしっかりしているが、やはり他の家族同様物忘れがひどい部分がある。したたかの扱いがかなり巧い。因みに、彼女だけ他の弟妹と年齢が離れており、あさはか夫妻の結婚とほぼ同時期に生まれている計算になる。本田原空に好意を寄せられているが、その辺はかなり疎いのか全然気付いていない。
流石あざやか(さすが あざやか)
主人公の双子の妹。ガラパゴス諸島生まれ。したたかのことは「兄貴」と呼ぶ。兄とは異なってスタイルもルックスも運動神経も良く、運動会の全種目に参加してしまうほど活発。学業成績も至って優秀だが、物忘れが酷く時折暴走したりなど、しっかりしている反面、時として大ポカをやらかす。また、普段は強気だが、自分より強い相手にはとたんに弱腰になる。基本的には誰に対しても優しく接することができ、良識的で人は良いが、反面人間が小さく狭量であり、兄に対しては過去の度重なる奇行により積もる気持ちもあってか必要以上に厳しい態度をとりがち。佐々木コタロー(後述)からは「姉のような存在」とみなされている。一緒にクラス委員を務めるクラスメイトの本郷勇一とはちょっとした恋人関係だが、彼女曰く「あれで頼りない所がある」という評価である。
流石おろそか(さすが おろそか)
一家の次男でしとやか、したたか、あざやかの弟。したたかやあざやかよりも背は高いがとても気が弱く、前の学校にはしとやかに連れられて登校していたり、本郷たちとの初対面時にはあざやかの後ろに隠れるなど、常におどおどとして人見知りが激しく、本郷には「兄に生気を吸い取られた様だ」と言われたほど。そのため、転校初期は級友にかなり虐められていた。したたかに対しては絶対服従であり、兄のために知恵を振り絞ったり災難に巻き込まれたりすることもある。華奢に見えるが力は割とあったり、同じクラスの女子児童からバレンタインチョコを貰ったりするなど意外な一面もある。同じ学年の友達のところに遊びに行くのが珍しいと言われるほどで、普段は兄や本郷たちと遊んでいる事が多い。
流石おちゃらか(さすが おちゃらか)
一家の三女で、流石家の末っ子。非常に腕白。したたかにあらゆる勝負で勝利する末恐ろしい才能の持ち主。しかもしたたか以上の怪力。お年玉の扱いもしたたか以上。したたかの所為で悪い言葉を覚えてしまっている。最年長のしとやかとは15~16歳離れている。作中では幼稚園などには通っていない模様。
流石さわやか(さすが さわやか)
したたかの従兄。20歳の大学生として登場。北海道で暮らしており、実家は牧場を経営している。かなり大胆、無神経、かつ豪放磊落な性格の持ち主だが、裏ではかなりセコセコしている。したたかが10歳の頃の黄金週間に東京の流石家にやってきた。スポーツ万能といわれるほど運動能力は大したものだが、要領が悪いため、全然それを生かせていない。文通相手との対面やボウリング場での赤っ恥など、散々な結果に終わったまま傷心の面持ちで北海道に帰ったが、後の手紙では夏休みに来るという風に立ち直った様子が描かれていた。

[編集] 大沢城小学校5年3組

作中にて主人公・したたかが所属しているクラス。担任教師は水越けいこ。したたかとあざやかが転入してきてから騒動が起こるようになり、さらに佐々木コタローの転入でそれがさらにエスカレートしたきらいがあるが、中にはしたたか以外の児童や担任教師の水越先生が引き起こしているものもある。

基本的にしたたかやコタローといった変態に限らず、個性的な生徒が揃った賑やかなクラスであり、能力的に問題こそあるものの分け隔てなく教え子に接する姿勢をとる水越先生によって良くも悪くもまとめられている。

[編集] したたかと友好的な児童達

第一話にてしたたかとあざやかに出会い、其処から関わり合いだした本郷勇一をリーダーとした面々。したたかやあざやかとは同じ班。連載初期はしたたかとは険悪だったが、連載が進むにつれて打ち解けてきたのか友好的な関係を築く事になる。

本郷勇一(ほんごう ゆういち)
3組で1番の健康優良児。頭脳明晰、スポーツ万能、おまけにスタイルもルックスもよいクラスの女子児童たちの憧れの的。少年野球ではエースをつとめリレーではクラス代表に選出され、テストでは常に高得点。その優秀さからかしたたかからは勝手に「宿命のライバル」視されている(これはしたたか流に彼のことを認めている証でもある)が、当の本人は余り意に介していない。この年齢の子供にしてはしっかりしていて割と大人びており、周囲からの信頼も厚い。基本的にはあざやかと共にしたたかやコタローの抑え役だが、時にはしたたかの悪巧みに乗ったり、彼らに巻き込まれて暴走したり、決して優等生という枠には収まらない行動も目立つ。したたかの妹のあざやかとはかなりの親密さで、色んなところに行ったりよく家に招いていたりしており、とことんモテる割に他の女性に浮気したりはせず、かなり一途。家族には共働きの両親と飼い犬がいる。尚、彼と同姓同名で同じ姿形をした登場人物が新沢の読切作品「ミラクル探偵天野J」に登場している。
大貫アキラ(おおぬき アキラ)
本郷の友人で、主人公の仲間の一人。筋肉質で怪力で運動会のリレーのクラス代表に選出されたりなど運動神経もよいが、性格は粗暴で、第一話にて本郷のラジコンのヘリコプターを無理やり奪い、したたかの部屋に突っ込ませた張本人。しかし回を重ねるごとにしたたかの存在の陰でその粗暴という印象が薄まっている。本郷とは少年野球でバッテリーを組む間柄。テストの成績はかなり悪いが、頭が悪いわけではない。斉藤つとむと共にしたたかと一緒につるんでいることが多いが、したたかにとっては一の子分扱い。
斉藤つとむ(さいとう つとむ)
本郷の友人で、同じく主人公の仲間の一人。アキラと行動を良く共にする。テストの成績は悪く、小柄で泳げない上に少年野球では補欠。手先はかなり器用で意外と博識。アキラ同様、したたかからは一の子分扱いされているが、嫌々ながらも宜しくやっている。本編にて明らかになっている家族には、良く似た顔立ちと体格の父親がいる。また、過去に猫を飼っていたこともある。普段はアキラと一緒に、本郷と行動を共にする事が多い。
本田原海(ほんだわら うみ)
あざやかの親友の女の子。本郷家の近所に住んでいる幼馴染として紹介された。無邪気で心優しく、いつも笑顔を絶やさない陽気な性格だが、かなりマイペースで筋金入りの天然ボケ、加えて反応が他人より鈍く、世間知らずと呼べる部分も見られる。お絵描きや童謡を歌うことが大好きで、ちょっとあどけなく高学年とは思えない雰囲気を放っている。しかし、あざやかからノートを借りて勉強しており、知恵遅れのように見えながらテストの成績はアキラやツトムらよりも良かったりする。一方、主要キャラでは運動神経は一番悪く、疲れると眠ってしまう癖もある。本編で明らかになっている家族には美人の母と年齢の離れた自動車整備工の兄の空がいる。本作のヒロイン的扱いで、したたかやコタローから密に想いを寄せられているのだが、それには全く気づいていない。ただなぜか、みんな(特に女子児童)から嫌われているしたたかに好意的であり、教科書を忘れたしたたかに教科書を見せてくれたり、バレンタインの日に自分から嬉々としてチョコを贈ったりもしているなど、満更でもない部分もある。
佐々木コタロー(ささき コタロー)
したたかを追って大亜晴小学校から転校してきた自称・宿命のライバル。したたかに負けないぐらいの妄想癖と奇行癖の持ち主で、自分を『スタジャンの狼』と呼んでいる。したたかとは無意味かつ低レベルな張り合いを繰り広げる間柄であるが、当のしたたかからでさえ「一緒にされたくない」と思われている。大亜晴小学校時代は低学年でありながらしたたかと学園一の嫌われ者の座を争っていた。頭身、成績、運動神経はしたたかとさほど変わらないが、生まれた環境が環境だけに社会常識はしたたか以下。しかし、根に持つ性格のしたたかとは異なってカラっとしたところがある。校内での服装が体操着に統一されてからも、したたか同様サイズが合うものが無いのか、体操着を着ていない。本田原海に思いを寄せており、「恋人のような女性」と勝手にみなしているが、まるで彼女に気づかれていない。また、あざやかを「姉のような女性」、水越先生を「母親のような女性」と勝手に見なしている。父子家庭で食を含め極貧。家は川縁に建てたバラックであり、コタローはそれを「秘密基地」と誤魔化している。そのため作中で最も厚かましく、おまけに欲につられやすい。江戸っ子風な喋り方が特徴で「~でぃ!」が口癖。後述する親父のいい加減さの所為で食糧危機に陥り、流石家の冷凍室で凍傷を受けたまま救急車で搬送、結果的にそのまま退場となってしまった(なので小堺ミカとは共演していない)。ちなみにカラー設定では髪の毛の色はピンクだが、同じ髪の色をした本田原海とは違ってトーンが貼っていなかったりする。
小堺ミカ(こさかい ミカ)
連載終了直前に転校してきた関西人の女の子。したたかや本郷が尻尾を巻いて逃げるほどのマイペースの持ち主。実は田所校長の姪。黙っていればルックス・スタイル共に良いかなり可愛らしい女の子。風貌は新沢の短編集「古代さん家の恐竜くん」の表題作登場の古代加奈にそっくり(年齢から性格までかなり異なるが)。

[編集] したたかと敵対している児童達

本郷達と同様にしたたかと関り合いのある小林タカシ率いる男子児童一派と鈴木率いる女子児童一派で構成された面々。しかし彼等はしたたかとは徹底的に敵対している存在であり、いつもしたたかに対して悪意ある行為を働いているが、陰からこそこそと仕掛けた陰湿なものが多い。したたかから避けられているにも関わらず殆ど彼らから突っかかっては大抵はひどい目にあっている。本郷たちのグループとは表面上敵対してはいないが、彼らがしたたかと揉めて酷い目にあっていても無視されている。

小林タカシ
3組の児童。したたかや本郷たちのグループとは違う。小林一派を率いるシチサン眼鏡の金持ちのボンボン。泳げたり、リレーの代表に選ばれたりなど、運動神経はかなり良い。学力は詳しく述べられていないものの、割と優秀だと思われ、それなりに頭は良い。しかしながら性格は最悪で、嫌味ったらしく陰湿、あざとく嫌らしい上に悪賢く、おまけにかなりの自慢屋。したたかを徹底的に嫌っており、日々意地悪をしたり、したたかに(3人がかりでも)ケンカでは負けている為にコソコソと陰湿な形で危害を加えたりするが、その度に過激な仕返しを受けて痛い目に遭うことがほとんど。そんな性格であるため、本郷やあざやかからも実のところ軽蔑されており、したたかからも避けられているが凝りもせず突っかかる。尚、眼鏡を取ると誰か分からなくなる、という理由でプールの時間も眼鏡を装着したままだった。仲間と一緒に隠れて喫煙した経験あり。本編で明らかになっている家族は、威厳と恰幅のある父親と眼鏡をかけた母親がいる。鈴木とは席が隣同士で班も一緒である上に親密な関係。
小林一派の2人
小林と行動を共にする3組の児童2人。中分けの特徴に欠いた顔立ちの児童と丸刈りで顔の長い特徴的な顔立ちの児童の2人組。小林と一緒にしたたかに日々嫌がらせをしては過激な仕返しを受けている。2人とも小林ほど賢くは無い。
鈴木(すずき)
3組の女子児童。鈴木一派を率いている。彼女もしたたかの事を徹底的に嫌っており、小林同様、敵対的な行動を良く取る。実はしたたかと敵対したのは小林よりも彼女の方が先。小林同様に性格は最悪だが悪賢い小林とは異なって頭はかなり悪く、その頭の悪さや誤解や曲解に基づいた思慮浅い言動や所業が多い。小林とは親密な関係で、また小林一派と鈴木一派は班が同じなのか、行動を良く共にしている。
鈴木一派の2人
鈴木と行動を共にする3組の女子児童2人。やはり特徴に欠いた顔立ちの女子児童とおちょぼ口で特徴的な顔立ちの女子児童の2人組。鈴木ほど特に目立った行動は取っていなかった。

[編集] その他の児童達

早川(はやかわ)
3組の児童。とても脚が速く、本郷、アキラ、小林と一緒に運動会のリレーのクラス代表に選ばれていた。やや大げさ。
高橋(たかはし)
3組の児童。動物の絵が上手く、図画の時間に壁画を手がけたときは指揮に当たった。とっさの機転は利くみたいで、色々あっても見事に壁画を完成させた。かなり短気。テストの成績はそれほどでもない。

[編集] 大沢城小学校関係者

水越けいこ(みずこし けいこ)
5年3組の担任教師。したたかやコタローの問題行動に頭を抱える事が多いが、半ば大人と呼べないほどの過激さと行動力とメンタリティを持っており、自身もかなりのトラブルメーカー。子供の頃からお転婆で、昔の写真も女の子らしさとはかけ離れた醜悪かつ品性に欠けたものばかりであったために、教師としての威厳を保とうと教え子達に見られないようにしていた。また、プロレス好きだったり、怪獣の人形を部屋に飾ったりと男っぽい趣味がある。
教師としては真面目で熱意があり、時として問題児童(この場合はしたたか)の家庭訪問を行うなど一生懸命である。しかし、そのメンタリティや年齢的な若さゆえか思慮に欠けている上に残酷で無神経な所業や言動がかなり多く、若さ故の過ちを犯している。それでも、どんな問題児であっても分け隔て無く教え子に接しており、したたかだけでなく、コタローやミカ、海といった問題児を上手に扱っている。そのため、したたかからも一応は「理解者」と認識されてはおり、またコタローに至っては「母親のような存在」と認識されている。酒に強く、給食の時間に専用どんぶりを持参するなどけっこう健啖家。田舎育ちだが決してそれにコンプレックスを持っているわけでもなく、逆に田舎暮らしで得た数々の知識は大いに役立っている。
田所(たどころ)
大沢城小学校校長。登場当初は威厳ある中年から初老の紳士と言う感じで、その後も普段は比較的のんびりとしたキャラであるが、したたかたちや水越先生の暴走に巻き込まれる損な役割が多く見られる。下手の横好きでバイオリンやピアノなどを嗜む。他に、落ち葉炊きの焼き芋が好きだったり、銭湯に浸かるのを趣味にしたり、風流人としての一面が見られる。ネコ好きだが、奥さんはネコ嫌いなので、体育倉庫の跳び箱に隠れて玉五郎と言う子猫を飼っていた。カツラ着用で、この事を遂にしたたかに知られて口止めを図るが、結局は偶発的なトラブルにより校内放送で全校中にバラされる羽目になる。
矢奈完司(やな かんじ)
1組の担任で、嫌味な言動が多い中年男性教師。彼のクラスは勉強からスポーツまでエリート意識が強く、クラスメート個々の関係もギスギスとした物だといわれている。また、体育の授業では生徒個人の名前ではなく背中に張られた背番号で呼ぶなど、機能的だが統制的な授業を敷くなど、あらゆる面で水越先生とは対極的。基本的には名前どおりの性格で冷淡な印象だが、したたかのテストを採点していて失神した水越けいこを介抱したこともある。

[編集] 「立花モータース」の人々

自動車整備工場。あさはかの愛車(ジープ)の車検もここで行っている。

本田原空(ほんだわら そら)
社員で自動車整備士。海の兄にして所謂「シスコン」で、海に近付く男には殺意さえ抱くほど。「本田原海のボーイフレンド」を自称するしたたかを基本的には嫌っているが、面倒見のいいところをみせたりなど、責任感が強い一面もある。しとやかにぞっこん惚れ込んでおり、時折意気投合もするのだが、当の本人は彼の想いなど上の空の気配。しとやかのピンナップ欲しさにしたたかのいいなりに野球メカを作るがニトロが爆発するなど詰めが甘いところもある。自称「メカの天才」で、整備代金を踏み倒そうとしたクルマを必殺「工具の舞い」で一瞬にして分解したり、様々なメカを製作している。また、自動車整備士としての腕前は社長が認めるほど。海とはかなり年齢が離れている。
ゲン&ヤス
空の同僚の社員2人組。空を兄貴分と慕う。片方はサングラス愛用(どちらかは不明)。空と共に仕事そっちのけになっている所をおやっさんに叱咤される事がしばしである。
おやっさん
社長。空たちの脱線気味な行動に叱咤を飛ばす事しばしであるが、海には甘い。空の自動車整備士としての腕前は高く評価している。

[編集] その他の人々

[編集] 友人の家族

本郷の父親
本郷勇一の父。授業参観の時に初登場。モデル並みのルックスで周囲からも羨まれる程。息子同様ハンサムでスポーツ万能。あざやかとは顔見知りで、常に笑顔を振りまき、周囲からの人気も高い。息子に対してはよき父親の如く接しており、運動会の親子レースの時のように息もぴったり。しかしそんな第一印象とは裏腹に底意地はかなり悪く、運動会の時に相手が奇行の多いしたたかだからとはいえ他所の子供を笑顔で侮辱しただけでなく更にはそれをしたたかの父であるあさはかから咎められたら逆に開き直って自身の言動すら棚に上げて流石親子に対して徹底的に侮辱と挑発を繰り返した。おまけに自己顕示欲も非常に高くかなりの負けず嫌い。息子の勇一から見れば、自分にとってはよき父親であるが、笑顔であさはかとしたたかを侮辱する父を見る眼差しから、その性格には困っている節がある。
本郷の母親
本郷勇一の母で、運動会の時にのみ登場。夫がしたたかを侮辱してその父親であるあさはかに殴られた時に驚いていた。風貌は前作『ハイスクール!奇面組』に出ていた一堂零の小学生時代の担任の女教師に似ている。
本田原の母親
本田原空と海の兄妹の母親。若々しい美人。授業参観の時に和服姿で初登場。運動会の時にも顔見世している。
コタローの父親
佐々木コタローの父で、コタローと2人暮らしの父子家庭。普段はおでんや焼き鳥の屋台を牽いている。贅沢を言うコタローを戒めたりするなど、自分が置かれている立場、境遇を弁えている感があり、高望みはしない性格。しかしあまりにもいい加減でマイペース過ぎる性格であるゆえに、息子のコタローに社会常識の欠如など被害が及んでいる。盆栽いじりが趣味で、また時折親子でパチンコに行ったりもする。

[編集] 水越先生の故郷の人々

水越光一(みずこし こういち)
水越けい子の兄で、母校でもある山中小学校の教師。兄妹揃って小学校教師を務めている。和美と健児は自分の教え子でもあり後輩。虫取りの達人で、子供の頃は昆虫学者を目指していた。普段は気さくで温厚だが、昆虫のことになると性格が無垢になる。田舎育ちで田舎暮らしではあるが、その事を誇りに思っている。地元の川での釣りを趣味としているが、健児曰く「下手な釣り」。
水越先生の父親
下の名前は不明。水越兄妹の父。温厚で親切な人であり、唐突にやってきた娘の教え子たちを暖かく迎えてくれた。また、コタローやしたたかが相手でも前例に自分の娘がいた為か、ちゃんと対応できていた。水越家では代々猫を飼っており、後に娘がそれを活かしている。
水越・母
下の名前は不明。水越兄妹の母で、顔立ちのみ娘によく似ている。
田中和美(たなか かずみ)
水越家のお隣に住んでいる田舎育ちの純朴な少女。健児とは幼馴染みで、なんだかんだ言いながらも「男らしい」と思っている。意外に行動的でお転婆な所がある。
健児(けんじ)
和美の幼馴染みの少年。苗字は不明。優等生タイプの本郷とは異なり、「ガキ大将」タイプである。行動力旺盛で、かなり強引な所があるが気さくで憎めない性格。小学校の中をすすんで案内したり、虫取りのやり方を教えたりなど、面倒見がいい。やや不良少年的な所があり、スクーターを乗り回していたり、したたかや本郷達に女子の風呂をのぞく事を提案したこともある。和実からは「男らしい」と思われており、密かに和実に想いを寄せている。

[編集] 如何彷町の人々

ファイターズの監督
したたかや本郷達が所属している少年野球のチーム「如何彷町ファイターズ」の監督を務める。トレードマークはサングラスとヒゲ。野球の事を何も知らないしたたかやコタローをチームに入れてマネージャーと称して小間使いに使う調子の良さはあるものの、彼等相手にノックを打ったりと、意外とわけ隔てなく接している。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 単行本

  • 通常のジャンプコミックス(以下、JC)版は全5巻。
  • 前作『ハイスクール!奇面組』などでのバラエティに富んだおまけページとは異なり、作中のカットを再掲載するなど簡素なものになっている。1巻には『ジャンプ』に掲載されたおまけの4コマ漫画2本が収録されている。
  • 単行本の表紙は、1巻が1988年50号の表紙の流用、3巻がキャッチフレーズポスターのイラストの流用、4巻は「校長先生の秋のお楽しみ!?」の扉絵の流用で、純粋な描き下ろしは2巻と5巻のみ。
  • ジャンプコミックセレクション(以下、JCS)版は全4巻。タイトルロゴはJC版のものとデザインが異なっている。JCS版の2巻には『Vジャンプ』にて短期連載された『ハッピーにおまかせ!』が収録されている。また、最終巻では一部収録順序が異なっている。
  • JCS版のカバーは表紙、裏表紙など画風がやや変化しているものの全て描き下ろしである。
  • 青林堂からも復刻の予定があったが、実現しなかった。

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス